バンディット250とZZR250の買取査定体験談|気持ちも売値に影響!?

☆気持ちや感情面もプラス査定対象? ―査定担当者も基本はバイク好きー

筆者のわたしにもこれまで何度か愛機を売却にて手放したことがありますが、中でも印象深かったエピソードを2つお話しします。

case1: バンディット250の場合

バンディット

バイク車体、エンジン・アイドリングの不安定さと自分自身の都合として仕事が多忙でなかなか乗れなかったこと、そして引っ越しが伴ったので良い機会と考え手放すことにしました。

もともと中古車を18万円(乗り出し価格)で購入後4年2500㎞以上(3年目途中でオド・トリップ共両メーター故障につき計測不可能に) を走行しました。

二輪免許取得後に初めて手に入れたバイクですし、こまめにメンテナンスや洗車を行うなど大切にしていました。

が、なかなかのじゃじゃ馬っぷりで、アイドリングの不安定さやギアチェンジ直後のギクシャク感、時々起こる原因不明のノッキングやエンスト多発に悩まされていたほど状態が良くなく、売却時には不動車状態だった為査定額には全く期待していませんでした。

そのようなスペックがボロボロのバンディットを、せっせと手押しで汗だくになり息を切らして一番近所の地域中堅グループショップに持ち込みました。

受付の女性も査定担当のメカニックさんもわたしがバイクを引いて来たことに驚き、冷たい飲み物を振る舞ってくださりおしぼりも出していただけました。単純に売買だけではない顧客への配慮が感じられ嬉しかったです。

さて、前述の通り期待の持てなかった査定だったのですが、意外にもメカニックさんが出した金額は5万円

ボディカラーが珍しいグリーンだったのでプラスの査定項目となったことや外観にダメージがなく良好だったこと、加え身長157㎝のちびっこ女性が自分よりも大きくて何倍もの重さがある車体を引いてきたことも良い印象だったようで “きもち” のプラスがありました。

「いやぁ、最後までバイクを大事にしはる人、ボク好きなんですよ~。ホンの少しだけやけど、オマケさせてもーてます。あとはウチにお任せください。責任持って次のオーナーさんにお渡しします!」

という事で双方ナットクの一発即取引完了でした。

case2: ZZR250の場合

ZZR250F

バンディット売却時の時とは一変し、ZZR250を売却した時は涙、ナミダのお別れでした。

通勤手段にしたいと上司に申し出許可を得て毎日乗車し、各方々へツーリングに出かけたり鈴鹿8耐観戦やミーティングにも参加したりするなどして7年も共にしたZZ-R。

怪我(交通事故ではなく不慮のもの)により年の単位で長期間乗れなくなることが分かったことと、回復後の乗車を勧めない医師の意見もあり、エンジンをかけず、走らず放置するよりもほかの方に乗ってもらう方がよいと判断して売却を決意しました。

売却先は自宅から徒歩3分もかからないすぐ傍の商店街に、タイミングよく新規開店した大手バイク買取ショップ「バイク王」にしました。

⇒バイク王 公式サイト

受付の方にしてみれば開店から間もない間に突然女性が訪問してきたため少し驚きの様子でした。

怪我姿のわたしがバイクの売却希望と車種を伝えたところ、査定の流れや手順などとても丁寧な説明があり、その日のうちに査定員の方がZZ-Rが停めてある場所まで来てくれることになりました。

とても有り難い事なのですが、それとは裏腹に意外と早いお別れの訪れに戸惑いもあり複雑でした。

いよいよ実際の査定が始まり、査定員の目視による外観チェックとエンジンの状態を中心とした機能面での査定、チェックリスト項目の査定に約15分、パソコンでの通信確認などで10分程度と短時間での査定終了でした。

予想よりも早く査定が終わったので細部まで見てもらえているのかなどと幾許かの不安感がありましたが、買取の相場に沿っていることや、詳細な査定アップ・マイナス箇所の個別説明もありました。

一方でわたし自身が時間を置くと尚更ZZ-Rとのお別れが辛くなるだろうとその場で査定結果に頷き手続きを終えることにしました。

第1回目の査定額:3.5万円が出たときに悲しそうな表情を浮かべてポツリ、「長く乗ってきて別れるのが寂しいけど、金額も寂しいんですね…」と言ったら「ご近所さんですし、バイクを大事にしてきたことは状態を見れば分かります。少しだけですが…」と3,000円を上乗せしてくださり最終的な額は3.8万円となりました。

増額はもちろんのこと、バイクに対する親しみや愛情のような感情面を汲んでもらえたことが嬉しく救われたような気持ちになりました。

本当に最後、必要書類へのサインと金銭受領し終えた後、査定員の方が涙を浮かべていたわたしに「記念写真をお撮りしましょうか?」と声をかけてくれ、バイク単体の各方向と愛機とのツーショットを数枚撮影してくださいました。

しばらくはポカンと心に穴が開いてしまったかのようでしたが、その隙間を写真が埋めてくれるようになり、今でも永久保存として大切にしています。

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