カワサキの人気バイク『Ninja(ニンジャ)』の魅力を紹介します

カワサキのNinjaを初めて見たのは小学4年生の時。当時はあまりバイクに詳しくはなく、とりあえず団地の駐輪場を歩いていたら、父親が「Ninjaか。かっこいいな」と一言いい、私もそこにあった赤い色のNinjaに一目惚れしてしまった。

その時に「いつかNinjaに乗ってやろう」と私は決めて、バイクに乗るなら絶対にKawasakiという気持ちが芽生えた。このような経験も踏まえて、Ninjaの一つ目の魅力は一目で人を魅了するその格好良さと存在感だろう。

第二の魅力はフラッグシップ・モデルという点であろう。Ninjaはその時代時代にKawasakiが持つ技術が収斂されて作り上げられている。つまり、その時代の最高のバイクということが言えるのである。

初代Ninjaである1984年に発売されたGPZ900RにはKawasaki初の水冷4気筒DOHC4バルブエンジンが搭載された。ボディーは風洞実験を経て作られたフォルムとなった。このようにスタイルの良さとハイレベルな技術を両立させている点が人を魅了していることは間違いない。

最後に個人的な意見を述べさせてもらうと、Ninjaの魅力は若干の「乗りにくさ」または「クセ」にあるのではないだろうか。

例えば、HondaのVTRに初めて乗った際には、とてつもなく乗りやすく「バイクってこんなに乗りやすかったっけ?」と思った。しかし、Ninjaはちょっと「クセ」があり、初めて乗った時にはちょっと乗りにくさを感じる。ZX-6Rを購入し初めて乗った時の印象は「じゃじゃ馬」だった。

しかし、その「クセ」がそのうち気にならなくなる、自分の中に「乗りこなしている感」が溢れてくる。つまり、Ninjaの魅力には「自分しか乗りこなせない」という魅力があるのだ。

他の人には慣れない馬が、私だけには慣れてちゃんと乗せてくれる、というそんな感覚に似ているかもしれない。そこには、マシンとライダーの信頼関係があり、それこそがNinjaの最高の魅力だと私は思っている。

Ninjaはもともと、GPZ900Rのシリーズにつけられた名前だったが、このシリーズは2003年に生産終了となってしまった。現在Ninjaという名前はKawasakiのスポーツバイクに付けられているので、一言でNinjaの魅力を語るのは難しくなってきている。ただ、Kawasakiの技術が集約されたバイクとなっている点は変わりなく、今後KawasakiがどのようなNinjaを作り上げていくのか興味深い。

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