モトクロスのライセンスの種類と取得方法|昇格の仕組みも詳しく解説

今回はモトクロスを始めたいと思っている方向けに、ライセンスの種類と取得方法について紹介していきたいと思います。

モトクロスのライセンスの基本知識

まずここではMFJライセンスについて説明させていただきます。

上から国際A級(IA)、国際B級(IB)、国内A級(NA)、国内B(NB)、ジュニア(9〜15歳)、PC(8歳以下)のライセンス区分になります。

子供のクラスは50cc、65ccクラスの他ジュニアクラス(2スト85cc、4スト150cc)のレースがあります。国内B級以上は2スト125cc、4スト250ccと2スト250cc、4スト450ccのクラスがありますが、現在はIA以外は排気量オープンレースとなっており125〜450ccまで混走レースとなっています。

ライセンスの取得方法と出場権

ライセンスの取得方法は①原付免許以上を持っているか、②毎年行われるライセンス講習会を受講しライセンス申請料を支払えばライセンスを取得できます。15歳以下は講習会を受講しその時の年齢でPCかジュニアライセンスを取得できます。16歳以上であれば自動的に国内B級ライセンスに取得になります。

国内ライセンスは各地方選手権に出場することが出来ます。地方によりラウンド数は異なりますが7戦〜10戦ほどでスケジュールが組まれているようです。

国際B級ライセンスは各地方選手権と全日本選手権にエントリーが出来ます。国際A級ライセンスは全日本選手権のみエントリー可能で、各地方選手権はゲストライダーとして走ることができるようです。

昇格の仕組み

モトクロスレースの昇格の仕組みはポイント制です。

順位によってポイントが与えられ、1位:25pt、2位:22pt、3位:20pt・・・20位:1ptまでがポイントを獲得出来ます。その年間獲得ポイントのランキングで昇格が決まります。

国内B級から国内A級に昇格するには、各地方選手権で昇格人数が異なりますが年間ランキング上位者数名が昇格、国内A級から国際B級に昇格する方法も同様に年間ランキング上位数名が昇格になります。

国際B級から国際A級に昇格するのがとても大変になります。

全日本選手権年間ランキング上位数名又は各地方選手権国際B級クラスでチャンピオンになり、全日本選手権でポイント獲得が昇格条件になります。全日本選手権は地方選手権と違い、地元の選手だけでなく全国の選手とレースを行います。現在は競技人口も減少しましたが今でも予選は3組ほど有り、各組上位10名が予選通過となります。この予選を通過するだけでも大変だと思います。しかし国際A級でのレースはもっと大変だと思います。

筆者の国際B級ライセンスまでの道のり

私が国際B級を取得した時の昇格基準はランキングではなく、決められたポイントを獲得すれば昇格出来ました。

当時はまだ競技人口もある程度いましたが、現在は競技人口の減少によって昇格基準がランキングに変更になったのだと思います。速い選手は昇格ポイントを簡単に獲得できますが、私はあまりセンスが無いので全戦出場してやっと昇格を決めました。

私は16歳からレースを始めました。始めた当初は国内A級になれるかどうかもわからないくらい遅いライダーでした。でも、国際B級を取得して全日本選手権に出場するのが夢でした。練習もバイトをしながらだったのでなかなか練習も出来ませんでしたが、なんとか国際B級に昇格を決めた時は物凄く嬉しかったです。

国際B級になってからはまずは全日本の予選通過を目標にしましたが、あと1台で予選通過というところまではいきましたが現在も目標は達成していません。

20歳からモトクロスを始めて国際A級になった人も知っていますので、子供のころからモトクロスをしていなくても練習次第では国際A級になれると思います。

私自身は国際A級にはなれませんでしたが現在も年に数戦楽しくレースに出場しています。レースは出場するだけでも楽しいので、あなたも是非参加してみてください。

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