◎車体価格は32万円
1989年製とは思えないほど、ものすごくきれいな車体でした。購入先のバイク店の店長も「恐らくずっと屋内保管されていたと思います」とのことでした。それは嘘ではないと思います。錆がほとんどありませんでしたし、車体の「奥」の汚れも少ないような気がしました。データは次の通りです。
車体価格（税込）：318,000円
諸費用（税込）：64,530円
保険料と重量税（税込）：17,190円
合計（コミコミ価格、税込）：399,720円
◎料金の妥当性
車体価格の約32万円については「26年前の250ccに！？」と感じる人もいると思います。しかし、車体の保持程度と、購入時の走行距離が12,500㎞と少ないことから、納得の価格だと思います。ちなみに、同じ89年型NSRでも、走行距離が約20,000㎞に延びると、約20万円代にまで下がります。
それにしても、バイク相場は本当に不可解です。もっと古いバイクに100万、300万という値段が付くのです。また、同じ年式、同じ型のバイクでも、走行距離や状態によって全然値段が違います。改造がプラス査定になる場合も、マイナス査定になる場合もあります。
この不可解さは、バイクが「趣味のモノ」だからだと思います。値段は「あってなきがごとし」です。中古品全般にいえますが、購入者の「納得」が重要ですよね。
諸費用の約6万5千円も高いと感じるかもしれませんが、この中には、この店舗独自のサービスも含まれているので、納得できます。
◎修理費
26年前のバイクですので、とにかく故障します。購入して1カ月で、後ろタイヤのベアリングが割れました。ただこれは保証期間内だったので、無償で直してもらえました。
購入半年でエンジンが壊れました。もっと詳しく説明すると、「センターシール」という部品が壊れました。これは「NSR故障あるある」なので、やはり「仕方ないな」と感じました。ちなみに修理費は約15万円です。
◎維持費
燃費はとても悪いです。リッター10㎞いけば「お、今回は好調だな」となります。北海道の、しかも道東に住んでいると、日帰りツーリングで300㎞なんて普通です。そうなるとガソリン代だけで、原油安のときでも3,000円が吹き飛びます。
さらに、2ストは「2ストオイル」を定期的に補充しなければならないのですが、私の場合、これは購入時の「諸費用」の中に入っているので、出費はゼロです。
◎1年で55万円
結局、NSRの初年度は、ガソリン代を除くと、55万円かかることになります。趣味としては決して安くない金額ですね。
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