ホンダ ジャイロキャノピーの中古車相場と購入時の注意点を紹介!

☆ジャイロキャノピーの現在の中古車相場

50cc原付の働くバイクの代表格、中でもユニークな外観と機能性を持つジャイロキャノピーは中古車のタマ数が豊富で価格の幅も広くて よりどりみどり! 予算に合わせた車体を選ぶことが可能だと言える買いやすいバイクです。

現在の中古価格相場は本当に幅が広く、下値は9万円台から 上は45万~50万円までで流通しています。中には新車価格を大きく超える65万円の値が付く強者までいて、見るだけでも面白い市場です。

価格差の殆どはリアのボックスの有無や大きさ、ペインティングカスタムによるものですので、ご自身の用途に合わせた車体をピックアップし、店頭まで足を運べる際には外観を中心に構造上の確認を行います。

☆確認の重要性― 運転者と周囲、積載物を守るために

ジャイロキャノピーはクルマで言うところの「商用車」にあたります。そのため積算距離は相当あるでしょうし、複数の人で共有していた=様々な乗り方をされてきたと思われます。

たとえ単気筒のスクーターでも少なからずクセが残るものですし酷使もされてきたことになるでしょう。また、独特の構造があるからこそ確認の重要性も大きなバイクだと言えると思います。

・バイクショップ店頭で確認が出来る場合、まずは車体を軽く傾かせ、手を放した時に反力が働いてもとに戻るかを確認しましょう。ジャイロキャノピー独特の「ジャイロアップ」という機能の確認の一つで最も簡単です。

・ハンドルロックがしっかり効くかどうかは最重要確認項目の一つです。もし不都合があれば駐輪時に車体が固定されず、倒れてしまいかねません。運転手がそばにいればギリギリ倒さずに支えられるかも知れませんが、ケガを負うことが考えられます。

それだけでなくバイクから離れている時に隣の駐輪自転車の上に共倒れたり 人を巻き込んだりしてしまったら… とんでもないことになってしまうのは もうお分かりですよね。

・ルーフの修理歴確認やフロント部分のくもり・ヒビなど視界を遮るようなものはないかを実際に乗車してみて確認します。ついでにワイパーの動きも見てみると良いと思います。

拭き取り性能まで、水をかけて確認させてくれるかどうかはショップ次第ですが、そういう買う側の熱意のようなものをアピールするには良い手段の一つです。思い切って尋ねてみてはいかがでしょうか?

・リアにキャリーボックスがあるタイプを購入希望の方はボックスの外観をよく観察しましょう。ヒビや割れなどが確認できたら、雨漏りや更なる損傷になりかねませんし、積載物の状態を保持できなくなるかも知れないので重要です。

また、キーロックのしやすさも忘れずに行いましょう。ロックがかけ辛いと意外とイライラします(本当!)。

・高額をつけられた車体は外観カスタムとしてオリジナルの全塗装が施されていたり、リア部分のドレスアップがされていたりするなど、商用としてではなく個人所有だった可能性がとても高いと思われます。

積算距離も少ないでしょうし、シートの汚れやヘタり、構造自体の劣化も少なく 全体的に経年によるダメージを受けていない優良中古車だと言えるでしょう。“ハズレ” は まず無い、前オーナーに可愛がられた車体ですね。

比較検討車として挙げられるなら 排気量も構造も似ているヤマハのルーフ付き「GEAR」になるかと思います。

しかしながら、三輪の屋根付きバイクといえば 主流はこのジャイロキャノピーですので あまり見かけないと思います。フトコロ具合や予算も併せて屋根付きGEARも探してみてはいかがでしょう。

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