大型バイクの魅力というとやはり大きな車体と有り余るパワーでしょう。
私は昔、少年マガジンで連載されていた「バリバリ伝説」に憧れていました。CB750Fと750Katanaのバトル、主人公がやがてレーサーとなり、当時バイク小僧がアツくなっていたGP500というバイクレースの頂点の世界でかろうじて世界チャンプになるという話でした。
バイトして初めて自分で買った400ccの単車で峠へ行き、こけまくっていたのですが、この当時から大型免許はやはりあこがれで、さんざん回り道したあげく、24歳のときに大型免許を取りました。
すぐに買った1100Katanaは、こんなに乗りにくいのか、と少々驚きました。
いや、Katanaが特別なんです。クジラのような巨体で悠然と走り、いざとなれば誰も追いつけない加速でぐんぐん走る。100psを越えるパワーはもはや一握りの人しか扱えないようなとんでもないパワーでただただライダーを翻弄する。
いや、翻弄されたいんです。
男なので圧倒的なパワーを持つバイクを所有するという優越感。750や1000ccクラスの加速についてこれる4輪はまあいないです。60万そこそこ、いまならそれこそ20万円台からバイクなら200kmオーバーの世界を味わう事ができるんです。
スピードを出す事が目的ではなく、いざとなれば抜ける刃のような。そんな魅力があります。自制できてこその大型バイクは大人の乗り物です。たまにそこがわからない奴もいますが。
スピードだけでないバイクもいます。ハーレーに代表されるアメリカンバイクなどです。
排気量に裏打ちされた圧倒的なトルク。アクセルを開けるだけでない、トルクでぐいぐい前にでる圧倒的な個性。そのかわり異常に重いですが。。。
私は圧倒的な存在感がある、大馬力スポーツバイクが好きです。速くて馬力があり、荷物も積めてタンデムもできる。スーパースポーツと呼ばれる200ps近いレーサーバイクも好きですが足がやばいので。価格もやばいですね。
今後はKawasakiからもSuzukiからも大型バイクでターボ付きモデルが出そうだとか。今の所これらの対象車は1000ccくらいの大型バイクです。
今日本では大型バイクと普通二輪で乗れるバイクの格差が広がっています。日本4台バイクメーカーが250から400のやっすいタイとかで作ったバイクが日本へ入って来ています。
品質もさみしく、メカも悲しいバイクばかりです。メカも30年前の250や400に到底並ぶことのできないパワーのバイクばかりです。30年前のバイク達と比べあまりに低い出力、重い車体、そしてメカ的に低いバイクが信じられない高い価格で売られています。
それに対して大型バイクはいわゆる光り輝いていた30年前のバイク達から正常進化し、そのままの延長線上で光り輝いています。いまやパワーは1000ccで200psを達成し、進化がとどまることを知りません。
300km以上出ないようにリミッターがかけられました。どんなバイクだろうと300以上のスピードスタンダードで出せるバイクはありません。(GSX1300Rは1999年に220kmオーバーの性能をたたき出しています。)
あなたも大型バイク特有の余裕のある走りと圧倒的な所有感を楽しんでみたいと思いませんか?
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