【総合評価】カワサキ エリミネーター750の魅力を詳しく解説しました

今回はカワサキ エリミネーター750の総合評価ということで、私自身が所有していて感じた魅力や、これから乗る方への注意点などを解説してみたいと思います。

購入費や維持費に関して

当時の車体価格は74,5万円。ウワサによると国内1000台限定だそうですが、むしろ1000台の在庫を抱えていたと詮索したくなります。

オーナーであった私もエリミネーター900は幾度か見たことがありますが、自分以外のエリミネーター750ccの実車を見たのは1度しかありません。それくらいレアなバイクなのです。

2001年に、15年落ちのエリミネーター750を50万円で購入。なんと、イギリス製ワトソ二アンのサイドカーが付いた価格です!

エリミネーターはいつか乗りたいバイクでしたし、子供が生まれたらサイドカーを付けて一緒に走りたいと思っていたので、実車を見て即決しました。

後で調べたところ、ワトソ二アンはサイドカーメーカーとしてすでに100年の歴史があり、エリミネーターの車体価格を超える高価な物であることが判明。とんだお宝を発掘しました。

維持はしやすい?

私はユーザー車検&D.I.Yが基本なのでさほど維持費はかかりませんが、加速重視のエンジンなのでリヤタイヤの減りが早い!

3,000~5,000㎞ごとに交換が必要になり、軽く2万円以上が飛ぶのはキツイです。

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2016年4月7日

乗りやすさは?

2本出しのリアサスペションは4段階に調節が可能で、路面や走り、ライダーの体格によってセッティングを変えることができます。

最高出力77馬力を叩き出すスーパースポーツ譲りのエンジンは、鋭い加速を誇り、「直線番長」と呼ばれていました。フル加速しても段付きのシートが、しっかりとライダーをホールドしてくれます。

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2016年4月7日

足つきに不安な方へ

低くワイドに抑えられたフォルムが、エリミネーター750の真骨頂。一度またがると、アメリカンのような殿様スタイルとは一線を期していることがよくわかります。

シート高は755㎜と低いので、たいていの方なら足つきに問題はありませんが、乾燥重量は238kgと重く、低すぎる車高はバンク角を稼げないので、決して乗りやすいバイクではあのません。

唯一無二のスタイルに惚れ込んだ”真のファン”にのみ、乗って欲しいバイクですね。

750cc冬の時代にデビューしなければ・・

tomcruse

1983年に発売されたGPZ900Rは、トムクルーズ主演の映画「トップガン」で使用されたこともあり、大人気のバイクとなりました。

カワサキ初の水冷DOHC4気筒エンジンを搭載、最高時速は250㎞以上をオーバー!名実ともに世界の頂点に上り詰めました。

世界的な人気を博したGPZ900Rでしたが、当時国内では750cc以上のバイクを販売しない自主規制が敷かれて言いました。

国内仕様にボア&ストロークを変更したGPZ750Rが発売されたものの、市場に逆輸入車に出回るようになっていたため、750ccの販売は苦戦を強いられます。

GPZ750Rとパワーユニットを共有するこのエリミネーター750もまた、750cc冬の時代にデビューしてしまったばかりに、エリミネーター900の陰に隠れた存在となってしまいました。

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