【総合評価】ハーレーダビッドソン XL1200Rの魅力と所有後の感想

私が乗っていたハーレーダビッドソン 04年式XL1200Rはスポーツスターシリーズの中で最も運動性能が高いバイクといわれるものです。近年ではXR1200などのモデルもありましたが、それまでは最も早いスポーツスターと扱われることが多かったです。

他のスポーツスターと比べて、エンジンにリンクル塗装が施されている点、車高が高く設定されている点、フロントブレーキがダブルになっている点などが大きな違いです。ビッグツインモデルとくらべて車体全体が軽く、軽快でありながら4カムらしい加速を楽しめるバイクです。

以下、このバイクを4年間乗っていた際の総合評価になります。

・購入前の第一印象と実際に乗った後の感想

購入前はスポーツの名があるのでよっぽど早いのかなと認識しておりました。実際に乗ってみると、スムーズな加速感はありますが、高回転域では頭打ちします。教習所でのっていたCBなどとは大きく異なる性能です。

吸排気カスタムによりある程度は改善しますが、これはロングストロークのVツインエンジンならではだと認識していますのでしょうがないと思います。

ラバーマウントエンジンでアイドリング時などエンジンがゆさゆさ揺れるのは面白いです。ラバーマウントのため高回転域の震動が減るとのことでしたが、想定したよりは振動は軽減されなかったです。

フロントブレーキはダブルで制動力が高いといわれますが、あまり実感はわかなかったです。

1200Rのノーマルサスは長めです。コーナリングのバンク角などを稼ぐためにほかのスポーツスターなどと比べると長く設定されています。ノーマルサスでは足つき性は悪いと思います。170cm以上の身長だといいと思いますが160cm台の身長ではつらいポジションになるかもしれません。ダウンサスをかませるのも検討してもいいかもしれません。その場合はコーナリング性能が犠牲になります(泣)

XL1200Rは比較的高年式のスポーツスターですので、故障は皆無でした。

オイル交換など簡単なメンテナンスは自分で行いましたが、フロントフォークのオーバーホールなどはディーラーでしてもらいました。

維持費のほとんどがオイル、カスタム費用でした。購入は100万円を切るくらいの価格でしたが、満足でした。4年間で3万km走行、いろいろな思い出を作ることができました。

・カスタムに関して:

スポーツスターというのもあって吸排気や点火を変更し、走りを意識したカスタムが多かったです。

ビックツインに比べるとパーツも少なめな印象があるのと、スポーツスターフレームによりあまり車高を下げることができない点はマイナスに感じる人がいるかもしれません。

積載能力は低めです。

片側にサドルバッグを付けていましたが、キャリアを付けることが個人的に好きではないので積載に関して弱い部分がありました。5日以上のロングツーリングでは荷物が積載できないことが多く、荷物をコンパクトにすることが大変でした。

ロングツーリングやキャンプが好きなライダーはキャリアやシーシーバーで積載能力を上げることが必要になります。

最後に、XL1200Rを購入しようか迷っている方へ。

XL1200Rは走りを軽快に楽しむバイクです。ビックツインでは重くてとりまわしがしづらい、きちんとした走りを体感したいという方には向いていると思います。

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