ヤマハ XJR400の中古車の選び方や購入時の注意点を紹介

今回は私の乗っているXJR400の、購入時の選び方、注意点について書かせていただきます。
一見、どれも綺麗に磨いてあって走行距離も大して変わらない・・・なのに値段が何万と違ったりします。ローンを組むのであれば、「何万なんて変わらないよ!」だなんて言われるバイク屋さんも多いかと思いますが、我々からすれば貴重なお金。お金を無駄にしないためにも、きちんとしたバイクを、当たり前の値段で、嬉しい部品つきならもっと弾みますよね。そんなお話をさせていただきます。

同じXJRと言っても見た目が違うものがあるかと思います。一つはかなり現代的なスタイリッシュな外見。もう一つはどこか古臭さを感じる逞しい外見。私は後者のXJRに乗っています。あくまでこれは個人的な趣向ですが…。

その現代的な外見のXJRが1998年以降のXJRです。一般的には後期型などと言われますが、前記にもあるようにがガラリと変わったり細かいところで言えば、メーターがデジタルに変更されていたり、バイク屋さんからの説明もあるかと思われますが、基本性能は確実に後期型の方が良いです。ただ、個人的にキャブ車が好きだ、という方は前期型がいいと思います。

さて、本題に入らせていただきますが、バイク選びの基準はXJRに限らず全てのバイクに言えることなので総合的な視点から見た基準にプラスアルファとしてXJRの選び方をご説明させていただきます。

そもそも自分がどういうバイクに乗りたいのか、はっきりと決めましょう。これがまず一つですがこれが一番大切なことでもあります。例えばアメリカンバイクにガニ股でまたがりブイブイ言わせたいのか・・・はたまたネイキッドバイクで膝をこするくらいの走りを追求したいのか・・・、はたまたオフロードバイクで山道を跳び回りたいのか・・・主にこの3つが主体になります。まさかロケットカウルをつけて6連ラッパをつけて・・・なんて方はいないでしょうか(笑)

ある程度自分の好みを確立させた上でバイク屋さんに直接行くのもいいのですが、バイク屋さんに行くより今の時代、インターネットで検索してみた方が情報量ははるかに多いです。

例えば、ネイキッドの1200ccに乗りたいという方がいらしたら「ネイキッドバイク 1100cc」と検索するだけです。かなりの種類のバイクが出てくると思います。しかしあくまでそれでわかるのは外見だけです。実際の車体と画像では全然違いますし、走りやオプションも分からないですね。そんな時本当の意味でバイク屋さんは大変役に立つのです。実際に行って見てみたり乗ってみたりするとバイクへの評価は180度でも変わります。

では、実際にバイクを目前にした時、どんなことに注意して選んでいくのでしょう。まず、またがってみてください。これは免許を取る際にならうことですが、足がつきますか?そのまま8の字を描くように乗ったまま歩いてみてください。降りて、押してみてください。押したまま8の字を描いて歩いてみてください。

これはバイク選びの基本です。しかし、これができないからといってそれに乗ってはいけないわけではありません。しかしいざというときに上の基本がなっていないと事故につながりますし、押したり引いたりする場面は嫌でもあるものです。せめて基本は確認してみてください。

そして次にそのバイクに目立つ傷がないのか。それに合わせて事故歴はないか。特に「裸」を意味するネイキッドバイクは、事故を起こしているとエンジンにものすごい衝撃を与えている場合が多いです。事故を起こしていると壊れるのか、と聞かれるとそうではないのですが、格段に故障の確立は上がります。事故歴、エンジン部の傷、エンジンガードの傷等確認してみてください。

また、エンジンをかけた際、少しアクセルを回してみてください。マフラーの音はうるさすぎませんか?一見カッコいいように聞こえる音も、いざ近所が寝静まる朝晩等に響くととんでもなくうるさいように感じ、場合によっては近隣トラブルの原因にもなりかねません。あくまでそういう状況を見て、購入後個人でマフラーは変えていくことをお勧めします。

そしてアクセルを回した際にもうひとつ気にするべきところはエキゾーストの根元、エンジンとパイプをつなぐところです。通常ガスケットと呼ばれるパッキンが入っているのですが、それが摩耗していたり正しく入っていないと、そこから排気が漏れます。エンジンがかかっているときにその付近に手を当て、風を感じないか試してみてください。

そして走行距離。これは意外と初心者には判断がむずかしい場合があります。

なぜかと言われればバイクのメーターは簡単に変更できるからです。純正品から社外品まで安価で販売されており、取り付けもいたって簡単なのでメーターより車検証をちゃんと見て判断してください。買ってから、こんなに走ってるの!?なんてことにならないように・・・。

また細かいことで言えば、電気装備は全て問題なく作動するのか、またそれは点灯のスピードがおかしい等不具合はないか。タイヤの摩耗など見るべき箇所は何箇所もあります。

さて、上記に挙げましたのは基本中の基本、あくまでも最低限の確認事項であります。ちなみにこれはあくまで中古車を選ぶ際のポイントです。新車の場合もちろん事故を起こしているわけがありませんよね(笑)

では中古車を選ぶ際、実際の所何年式以降のものが良いのか。中古車はやはり様々なライダーが様々な運転をしていますから、正直一概には言えませんが僕の個人的な意見から言わせていただくと、1990年代までかなぁとは思います。ここまでであれば、不具合も可愛いと思えるくらいだと思います。

しかし一般的に旧車と呼ばれる90年代よりさらに前のバイクも大切に乗っている方はすごく綺麗にしておられますし、とても良いものがたくさんあります。むしろ、バイク屋さんに行って旧車があったのなら、それは状態が良いものである可能性が高く少し気にして見てみると良いかもしれません。

まあ私は90年代でご検討されるのが良いかと思います。90年代初頭のバイクでも旧車と呼ばれるものもありますし何より、90年代=20年ものですからね。20年は大きいです。20年以内がギリギリの範囲内だと思います。

私は90年代のバイクは好きです。近頃の空油冷とかインジェクションとかそういうものではなく、走ってる時の風でエンジンを冷やし、細かいパーツの上手い噛み合わせでガソリンを調節している90年代のバイクが好きです。

それでは実際、バイクを購入する際、どんなお店で買えば良いのか・・・。これすごく迷いますよね。
余談ですが・・・、僕が今通っているバイク屋さんは購入したところとは違います。今のバイク屋さんは友人に教えてもらったところなのですが、腕がものすごく良くてどんなバイクでも見ることができて、またお金も全くとりません。こっちから払いますと言ってしまうくらいです。

しかしこのお店、看板一つ出さず、国道沿いにある林のような見えづらくなっているところを入るとなかなか広い土地でやっています。まさに知る人ぞ知る、というやつです。

このように、知る人ぞ知るバイク屋さんがどこかにあるかと思われます。聞いてみたらいかがでしょうか。また、インターネットで検索してみたり、それでもどうしても悩む方は大手バイクショップに行かれても構わないかと思われます。何より、現車確認を取れるということが絶対条件です。安易なかんがえでオークション等で現車も見ずに購入してはいけません。

さて、長々とみなさんご承知かもしれないことをお話しさせていただきましたが、それほどに大切な事だという事です。

バイクはできるだけ良いものを選んだら後はいくらでも自分色に染められます。先程20年ものまで、と言いましたが自分のものになってメンテナンスや整備を欠かさなければ、いつのものでも構いませんし、そういうのが好きで大切にしている方はたくさんいらっしゃいます。

みなさんのバイク選びが上手くいく事を心からお祈りしております。

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