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ヤマハ DT200WR 所有者のレビュー・評価
・モデル名:ヤマハDT200WR
・所有年数:36ヶ月
・主な使い道:遊び・ツーリング
・平均燃費:28キロ/リッター
・購入価格:45万円位(新車)
気に入っている所:
2サイクルとは思えないような全域でパワー感を楽しめるバイクです。
バッテリーレスであるその車体は、乾燥重量が107キロでどんな道にだって不安なく入っていけましたし、車体後部をひょいと持ち上げてのUターンも簡単にできました。
また、タンクの上までに及ぶシートは乗り手をダートのレースに出ろ!と催促するかのような戦闘的な乗り味でした。
イマイチな所:
レーシーな味付けのために、174センチの身長でもシートの上で身体をずらしてようやく片足がベッタリ付くくらいのシート高でした。
また、軽量化によるバッテリーレスは夜間に山奥でエンストをすると、停電をするので真っ暗闇の中に放り込まれます。
小型懐中電灯は必需品でした。
また、僕の乗っていたのは91年型でしたが、ダート走行後にフロントフォーク周りの泥をしっかりと落としておかないとフォークシールが破損をして、しょっちゅうオイル漏れを起こして、修理代が嵩みました。
年間平均維持費:
8万円前後(任意保健代と自賠責・ガソリン代・2サイクルオイル代・レバー類・フロントフォークのシール交換代など)
故障歴:
9000キロの時にエンジン下部からのオイル漏れやフロントフォークのオイルシール破損は数回(2000キロ毎くらい)。
その他の故障は新車で買ったものなので、フルモデルチェンジ後の初期型とは言え故障のないバイクでした。
ただし、ダートをスピードを出して走った時にエンジンの下に石がヒットをして穴が空いた事がありましたので、アンダーガードは必需品だと思います。
なぜこのバイクを選んだか?:
従来のオフ車と比べてかなり軽量であり、そして当時の200ccの中では一番のパワー。なによりモトクロッサーそのまんまの形は僕の所有欲を刺激するのに十分でした。
そんな形なのに、小さなアルミのタンデムステップも付いていて、当時の彼女がパンフを見ながら「これならば後ろに乗ってもいいよ」と言ってくれた、軟派なエピソードもありますが(笑)
未来のオーナーへ一言:
もう今は新車で販売されていることのほとんど無い2サイクルバイクです。現在のオフロード車と車重を比べるとどれだけ軽いのか判ることでしょう。
その軽さは武器となり、扱いやすさとなって林道から一般道まで道を選ばず加速する・曲がる・止まるのすべてがキビキビとした動作となり、その楽しさを味わえる一台だと思います。
DT200WRの諸元表
型式 | 3XP |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 2190mm×835mm×1295mm |
軸距(m) | – |
最低地上高(m) | – |
シート高(m) | – |
車両重量(kg) | − |
乗車定員(人) | – |
燃料消費率(km/L) | 57.0km/L(50km/h走行時) |
エンジン型式 | 2サイクル・水冷・クランク室リードバルブ |
エンジン種類 | 2サイクル・水冷・クランク室リードバルブ |
総排気量(cm3) | 199cc |
最高出力(kW[PS]/rpm) | (35ps)/9000rpm |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | (3.0kg・m)/8000rpm |
燃料タンク容量(L) | 10L |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
変速機形式 | リターン式6段 |
タイヤサイズ(前) | 3.00-2151P |
タイヤサイズ(後) | 4.60-1863P |
ブレーキ形式(前) | 油圧式シングルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式シングルディスク |
備考 | – |
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