【総合評価】カワサキ ニンジャ ZX6Rの魅力をユーザーが詳しくレビュー!

現在の私の愛車はカワサキ ZX6Rの2015年モデル(Ninja30周年記念スペシャル・エディション)です。

今回は実際に乗っているユーザー視点からZX6Rの魅力や特徴、微妙な部分などについて評価してみました。

購入前の印象と購入後の印象:

このバイクは私にとって初めての大型バイクなので、購入する際には「重くないのだろうか」、「足つきはどうだろうか」、「立ちゴケしないだろうか」とかなり気になり、スペック表で以前乗っていたKAWASAKIのZZR400と見比べました。

結論から言うと、重量は194kgなのでそれほど重くはありません。

ZZR400の重さは197kgでしたし、参考のために幾つかのバイクを挙げておきますと、HONDAのCBR400Rは194kg、SUZUKIのグラディウス400は装備重量で206kgです。

つまり、ZX-6Rの重量は400ccの中型バイクより軽いか、または同じ程度なのです!!

実際に取り回しをしてみると以前乗っていたZZR400よりも全くもって扱いやすいです。そして、このバイクの取り回しをしてみると、「取り回し中にバイクを倒すなんてありえないだろう!」とさえ思ってしまいます。

車高・足つき:

さて、次に足つきですが、仕様によるとこのバイクのシート高は85cmです。

私は身長165cm(参考になるかどうかはわかりませんが、ジーパンの股下の長さは75cmです)の私はさすがに、両足が地面にベッタリ着くということはありません。両足を下ろすと、両足の爪先がちょっと地面に触れる程度です。

また、このバイクに慣れるまではサドルのどの位置に座って、どの場所に足をついたら良いのか迷って、足つきにはかなりの不安がありました。

しかし、ある日突然「ここだ!」と足の下ろす場所を見つけました。それからは、とてつもなく心地が良く、通常乗車においては足つきに不安を感じることはありません。

今では信号待ちをしている時でも、ニュートラルに入れて両手を離して、左足だけを地面に着けているだけで安定し、不安をまったく感じません。

ということで、身長165cm程度の方でも、慣れれば足つきにはまったく不安を感じない、というのが私の結論です。

最も気に入っている点:

ZX6R ニンジャ

個人的な印象ですが、このバイクで私が最も気に入っている点は低速時の安定性とブレーキングです。

低速時の安定性

渋滞時の低速走行でもあまりふらつくことはありません。

また、大型バイクだと渋滞時や駐車場、狭い路地での右左折など、ちょっとだけゆっくりと車体を前に進めたい時に「ぶおーーん」と勢いよく車体が飛び出てしまいそうな不安があります。

でも、このバイクでは、そのような不安はまったく感じません。ゆっくりと素直に車体が前に出てくれます。低中回転域のトルクが強化された恩恵でしょう。

もちろん、排気量が636ccにアップした点と129ps/13000rpmというパワーが実現されたことも無関係ではないでしょう。

ブレーキング

次にブレーキングです。これがまたとてつもなく素晴らしいです。

F.C.C.製のアシスト&スリッパークラッチとフロントブレーキに採用されているNISSIN製モノブロックキャリパー&ラジアルマスターシリンダー、最新のABSシステム「KIBS」のおかげで、急制動時の車体のブレやタイヤのスリップがまったくないのです。

こんなことを報告していいのかわからないのですが、この装備のおかげで私は2回命拾いをしています。

一度は、時速約90kmで走行中に前を走る車が急ブレーキを踏み、その瞬間に、「終わった」、「ぶつかった」と思ったのですが、車間10cmくらいでピタリと止まってくれました!!

2回目は、山道を走行中に前の車が左側に寄って停車したので、「先に行け」という合図だと思い追い越しました。するとその瞬間に対向車が出現!!

この時も、車間10cmくらいでバイクはブレることなくピタリと止まってくれました。

おそらく、他のバイクや以前乗っていたZZRだったら、私はもうこの世にいなかったかもしれません。

その他:

その他、デジタル・ディスプレイにギアの位置、燃費、時計などが表示されるので、いろいろと助かります。

満足度:

さて、このバイク、私は新車を128万4120円(自賠責、消費税、その他オプション込み)で購入しました。「うわ、たか!!」と友人に言われますが、私自身はとっても満足しています。

まず、取り回しが扱いやすく、高速と低速の両方に安定感があるので、普段は街乗り、休日にはちょっと中長距離のツーリングという私にはもってこいです。

大型なのに意外と小回りが効くので、街乗りでもほとんどストレスを感じることがありません。

カラーリングは慣れると最高!?

ZX6Rカラーリングは、2015年モデルの「Ninja30周年記念スペシャル・エディション」の限定カラーです。

実は、以前乗っていたZZRはワインレッドという落ち着いた色でした。ですので、このライムグリーン&ホワイトという色はあんまり好きではありませんでした。この色のために、購入を諦めようとも思いました。

結局、限定カラーという希少性に惹かれて購入に至ったのですが、実際に乗ってみると、このカラーリングがドンドン好きになっていきます。

今でも友人に「バッタみたい」「仮面ライダーじゃん」「色塗ってあげようか?」などと言われますが、信号待ちをしていると、歩道にいる人に写真を撮られることがあったり、ガソリンスタンドで出会ったライダーさんに「こんなNinja見たことないです!」と喜ばれたりしています。

そういうこともあり、カラーリングは今はとてつもなく気に入って、自分で勝手に優越感に浸っています。

マイナスな点:

かなり気にいっているバイクなのですが、あえてマイナス点を挙げると、このバイクの維持とタンデムライドでしょうか。

そもそも、私はあまり自分でメンテナンスをしないのですが、このバイクだとなおさらメンテナンスはバイク屋さんに任せてしまおうと思ってしまいます。

コンピュータ制御が満載なので、自分でいじるのにはちょっと自信がありません。ですので、私はもっぱらバイク屋さんにおまかせです。購入しようと思う方は信頼できるバイク屋さんを探しておいた方が良いかもしれませんね。

あと、一番の難点と言えば、二人乗りがし難いということでしょう。

まず、標準装備では後部座席にグラブバーは装着されていません。私はグラブバーを取り寄せて装着したのですが、グラブバーをつけると、ヘルメットフック(後部座席の下にフックがあり、フックを利用する時には後部座席を取り外すタイプ)が利用できなくなります。

ヘルメットフックの代わりにグラブバーを装着するということになってしまうのです。

そして、実際にタンデムライドをしてみると、重心が上にいってしまうせいなのか、バランスが非常に悪くなります。

停車時にはとてつもなく緊張しますし、タンデムライド中に2回ほど立ちゴケをしてしまいました(恥ずかしい・・・)。タンデムライドに関してはZZRの方が安定しており、乗りやすかったと思います。

ということで、これまで述べてきた点をまとめますと、あまりタンデムライドをせずに、平日は通勤、週末はツーリングという方には絶対おすすめのバイクです。

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