カワサキ KSR2の中古車価格相場と購入時のチェックポイント

☆KSR-Ⅱの現在の中古車価格相場

KSR-Ⅱは 今は中古でしか購入することが出来ないバイクです。
新車価格が24.9万円のところ、現在の中古車は価格の幅が広く、下が13.5万円から、上はおよそ33万円までで販売されており 平均価格23万円前後となります。

こういった価格展開ですと心情としては新車が欲しいところですが、生産中止から15年以上も経過した人気車種のためにタマ数も少ないので高額傾向なのでしょう。

その分 “価格相応” の走りと所有する満足が得られるバイクだと思いますし、中古車市場や店頭で気に入った一台に出会えれば本当にラッキーです。

また、高額帯になってくると35~40万円ほどもする車体がありますが、プロの付ける価格ですから色々加味されたものですし売れるのでしょうね。

☆店頭でのチェックポイント

発売終了が2001年と 年式的に15年以上経過した古いバイクのため まずは表示価格を抜きに、程度にもそれなりに古さの影響があると思って外観チェックから試乗まで注意深く観察・確認を行います。以下は個別に要チェックすべき箇所を挙げました。

・オフ車カテゴリですし 色々な走りが出来る分 転倒歴も気になるところで、まずサイドカバーの擦過傷、他 フレーム接合部のサビを中心に注意深く外観チェックをします。

・始動について、キック1~2回でエンジンがかかるかどうか、バッテリーに問題があるか、バッテリー液、プラグの火花飛び・スパーク具合が分かると思います。気になることはスタッフさんに訊いてみます。

・エンジンがかかったら実際にスロットルを回し、吹け上がりを確認します。良くない・悪い際はキャブレターの不調があるかも知れません。また、チャンバーの吹けは良いか(音で判断すると良いでしょう)も同時に確認しておきましょう。

・フロントの倒立フォークに歪みは生じていないか、見ただけではわからないことも多いので跨ってバウンドさせる、試乗させてもらうなど納得のいくまで確認します。

・基本凸凹のハイグリップタイヤですが、中古車販売時では交換済みor引き渡し時に新品交換がなされることが多いので、遠慮せずスタッフさんと交渉すると良いと思います。

・ガソリンタンクのサビ、キャップのサビや着脱容易か否かを確認します。

ブレーキディスクの摩耗も目視して確認します。著しい傷がついている場合はキャリパー不調やブレーキパッドの摩耗がある場合があります。制動系は非常に重要ですので、特に念入りに確認することをお勧めします。

また、カスタムされているものも比較的多く、ノーマル時の車体の構造や性質からチャンバーやサイレンサー部分の交換を行っているケースが多いと思われ、その分の価格が上積みされていると言えるでしょう。

しかし、こういったカスタムバイクは中古車として販売する前にショップ側が丁寧に整備をしている場合が殆どですし、エンジンをかけるだけでなく必ず乗って確認していますので安心感を持って良いと思います。

わたしの場合、KSR-Ⅱはバイク友達から譲り受けたので、中古車購入の際に「◯◯すれば良かった」ということはないのですが、所有歴から上記のようなチェックポイントを挙げました。

珍しい系統のバイクです。信頼のおけるバイク屋さんに託して整備を行ってもらうのを前提に購入するのもアリかもです。 とにかく乗りたい! 欲しい!という方には垂涎のバイクですので、購入時より購入後のことを様々想定してから検討するのがよいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です