ヤマハ FZ400の燃費は悪い?街乗りや高速時の実測値とは

FZ400はレーサーライクな外見の割にはまあまあまともな燃費を誇るバイクでした。当時は空冷のごく普通の400ccで40ps半ばくらいのパワーを持つバイクが1リットルあたり17〜18kmくらいの燃費を持つのが普通の時代でしたので、FZ400Rの59psまで叩き出したハイパワーエンジンの燃費が街中で17km/hくらい。ツーリングにでかければ1リットルあたり20km/hくらいまで走りました。

高速道路や長い直線が続くツーリングなどでは最大28km/hくらいまで伸びたことがあります。これは今の技術ならばインジェクションを使うこと前提で考えるならば造作も無いでしょうが、そうでない400マルチエンジンのバイクが叩き出すのはないとなかなか難しいと思います。ちなみに峠を攻めに行くと14kmくらいまで落ちた事もあります。

400ccの車格で前部にエアクリーナーを備え、空間がスポイルされている割に18リットルのタンクを備えていました。前屈したエンジンやこれらのパッケージを採用しつつスリムな車体を設計したあたりはYAMAHAの信念を感じます。

リッターあたり17kmを走る低燃費エンジンを採用しているのにこれだけの容量を持つタンクですので後続距離は大変長く、ツーリングへ出かけてもガソリン補給が必要なのは帰り道の終わり際、がほとんどでした。当時はガソリンの価格がリッターあたり115円ほどの時代でしたので、目一杯走り込んで帰っても2,000円ほどのガソリン代。大変よくできた仕様と言えると思います。

ユーザーだった当時は朝から夕方までをアルバイト先で通勤に使い、そのままの足で、専門学校まで乗り、家に帰るというルーティーンで過ごしていましたが本当にいつガソリンを入れたか忘れるほどでした。ちなみに燃料計はついていないのでそこは残念なポイントです。

この当時はわけもわからないのに、バイト代が入ると無理してお金を使い、ハイオクを入れて走っていたこともありますがかえって燃費が落ちたりアイドリングがおかしくなったりしていました。レギュラーガソリンオンリーなところはオーナーにはありがたいところですね。

この当時は燃費を気にする、といったことは興味なかったのであまり節約する術を行ったことがありませんでした。でもあえて言うとすればエンジンオイル交換はなかなか効果があるということです。オイル交換とフィルター交換をまめに行うとエンジンが調子良く回りますし、単車の健康状態も良好です。オイルを変えたばかりのころはのきなみ2kmくらいは燃費が良くなった記憶があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です