ヤマハ TZR250は初代から後継車の3代目にあたるTZR250Rに至るまで、1985年から1999年まで14年間にわたって生産、販売されていたバイクです。
初期のモデルは発売されてから30年が経過していることになりますね。
年式が古いだけでなく、レーサー仕様として売られていたバイクであり、エンジンを回しまくって乗られていた車両も多かったと思われますし、初期型で程度のいいものはなかなか見つからないのではないかと思われます。
2代目や最終型のTZR250Rとなればまだ比較的年式が新しくなりますが、それでも車種の性格は同様であったため、メンテナンスがこまめになされていたものを除いては、程度に難のあるものも中古車市場に多く出回っているのではないかと思います。
TZR250の中古車購入時にチェックすべきポイント
購入を考える場合にまずチェックすべき部分は、エンジン状態です。
外見でオイルのにじみなどは出ていないかを丹念にチェックします。さらに、目視ではわからないところも多いので、試乗させてもらうべきですね。
ポイントとしては、
- エンジンをかけた時の排気音に異常はないか
- 排気の色
- 乗ってからはアクセルレスポンス、ブレーキはちゃんと効くか
このあたりです。
次に、車体全体を見て、カウルに傷や、大きな傷を補修した跡はないかをチェックしましょう。
派手な転倒をして、車体全体にゆがみが出ているなどの問題はないかもよく見てみるべきです。ライトやウインカーの点灯が弱々しくないか、あとは、タイヤの減り具合ですね。
TZR250の中古車相場は高騰中
中古車市場での価格は高騰しているようです。
安い車体で30万円前後、高いものはそれこそ60万円とか70万円で売られていたりもしますね。
カスタム車だったり、走行が少なく程度が極上といえるレベルだったり、高い理由はさまざまのようです。
1998年頃かな、私が買った時は10万円でしたが、今となっては信じられない価格ですね。
価格が高騰を続けているのは、排ガス規制によって2ストローク車が次々に消えて行き、中古車市場でしか入手できなくなっていることも大きな原因でしょう。
2ストの中古車は覚悟が必要
TZR250の中古車購入には、いろいろな覚悟が必要になるのではと思います。
整備に費用がかかること、2ストロークエンジンの特性のひとつですが、日によってエンジンの調子が変わること、考えている以上にガソリンやオイルの減りが早いこと。
盗難のリスク、その他、実際に乗っているうちにまだいろいろと予想外の事態が起こることもあらかじめ覚悟しておいたほうがいいかと思います。
それだけに、できれば信頼できるショップでの購入をおすすめします。
2ストローク車を多く扱っており、販売だけでなく、修理にも力を入れているショップが望ましいですね。
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