ホンダ CB750Fは、1979年から1982年まで製造されたモデルです。
こうして見ると、案外短命だったことが分かりますが、今回は中古車選びのポイントについて説明します。
中古車の選び方のポイント
CB750Fは年代順にFZ、FA、FB、FCとありますが、中古車を買うならなるべく後期のFCを選びたいものです。
理由は、後期であるために車体各部やエンジンの細かい部分が改良されていることと、フロントタイヤが18インチであることです。FBまでは19インチのため、現代ではあまり銘柄を選べません。
ノーマルの車両を選ぶのが無難
また、なるべくノーマルで残っている車両を選ぶのがいいでしょう。
理由は、マフラーやバックステップを装着した車両は、走り込まれている可能性が高いからです。エンジンも酷使されているかもしれません。
その点、ノーマルかノーマルに近い方がリスクは少ないと言えます。ただし、転倒や事故歴には注意が必要です。車体の擦れや傷はよく観察しましょう。
なお、第一印象が綺麗なバイクは、エンジンも車体も問題ないバイクであることが多いです。
部品供給に注意!
外見がノーマルの車両は、フルレストアされているものもあります。当然価格は高くなりますが、安心して乗れます。
ただしそうでない場合は、既に製造を中止した部品もあるため、ネットオークションや部品用車両を1台買うなどの方法が必要です。
なおCB750Fの欠点としては、走行距離が多くなるとクラッチハウジング(クラッチをカバーしている部分)からゴロゴロと異音が出やすいこと、ギアが抜けやすいことです。ギア抜けは、摩耗が原因ですから、仕方ありませんね。
お店選びのポイント
CB750Fを購入するには、ネットが一番情報が多いのですが、写真は実車よりも綺麗に写りますから、たとえ画面を見て気に入ったとしても、必ずお店に行って実車を見ることです。
なかには、旧車専用のお店もありますし、そういうところは車両数も多く、専門知識のあるスタッフもいますから安心できます。
値段交渉のコツ
値段交渉にあたっては、他店にある同時代のバイクを引き合いに出せばいいのではないかと思います。すなわち、XJ750EやGSX750E、GPz750Rなどと比較することです。
ただし、「惚れた弱み」とも言えますが、CBでも他のバイクでもいいという方はなかなかいないもので、ほとんどの場合は、先に好きなバイク=CB750Fありきでしょう。
したがって、なるべく多くの店を回ってできるだけCB750Fの価格を見て、車両状態をよく見ることが大切です。
バイクは命を乗せる乗り物でもありますし、安く買ったはいいが、あとで修理費がかかり、結果的に高くついたということも少なくありません。
幾つかお店を回って同じバイクを見てみると、およその相場も分かってくるでしょう。
(画像出典:バイクブロス)
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