ホンダ・リードシリーズの三代目となるリード100。2ストとしては最終型となりますが、気になるのはその燃費性能です。
今回は実際に所有している私の経験を踏まえて、リード100の燃費について街乗りやタンデム等でどう変化していくのかを見て行きましょう。
まずは具体的な数値から見てみよう
リード100の基本スペックとしては時速60キロ走行で、リッターあたり46キロとなっています。しかもタンク容量のスペックが7リットルなので、スペック通りであれば東京から新潟まで給油なしで行けちゃいます( ̄□ ̄;)
ですがスペックはあくまで目安であり、実際の車道では信号や一時停止。歩道や見通しの悪い交差点など、とにかく様々な道路の環境がある為にスペック通りにはいきません。
僕の愛車リード100は主に通勤に使用しています。自宅から勤務先までは片道25キロです。往復50キロとなりますが、これを週に5日間走っています。このケースでの燃費はと言うと、1リッターあたり30~35キロとなります。
スペックと比べると大幅に変わってますよね?やはり実走行になると色々な条件で燃費は変化していくと言えるでしょう。
走行するルートによる燃費の変化
所有するオーナー様によって走るルートも様々です。市街地に住んでらっしゃる方もいれば、郊外の方もいます。そんな中で燃費に一番大きく関わってくるのは何か?それはブレーキの回数です。
一概にブレーキの回数と言っても普段、そこまで気にされている方は少ないとも思います。
が、やはり燃費と言うのは常にエンジンが一定の回転数で回り続けている方が上がるものであり、回転数が上がったり下がったりを繰り返せば燃費が下がるのは宿命と言えます。
上記でご紹介した僕の通勤時の燃費ですが、内訳としては朝の通勤時は渋滞が多いため余りスピードは出せません。すり抜け等もする為時速にすると平均40km/hでしょうか。もちろん信号も何箇所も有ります。これってかなりゆっくりです(・・;)
ただ半分ほど過ぎた地点からは裏道を使う為に、こちらは一切信号が無くひたすら直線を走り続けます。この時の時速は約55~60km/hです。この様に片道25キロの中でも実に色んな条件が有るので燃費も日々変化すると言えるでしょう。
燃費を向上する為には
月々のガソリン代はやはり気になるところですよね。そういった中で、じゃあ燃費を抑えるにはどうすればいいのか?について。
まずはやはり前述にもありましたが、ブレーキ回数をなるべく少なくするルート選びをすると言う部分です。ストップ&ゴーが多いとそれだけで燃費に大きく影響が出てしまうからです。
ですが市街地に住んでらっしゃる方では、それでも厳しい条件が多いと思います。郊外と比べて市街地はガソリンスタンドが比較的多いのではないかと感じます。
そこで燃費向上の工夫として、「ガソリンを満タンにしない」というのがあります。
僕のリード100でも実行している事なのですが、重量があるとどうしてもエンジンに負担が掛かり燃費が下がってしまいます。そこで給油時に満タンにはしないで3分の2位で留めておく、という裏技があります。ただ郊外だとガス欠の恐れがあるので、あまりオススメは出来ません。
また2ストと言えばエンジンオイルの補給が必要なのですが、これも満タンにはせずに半分の約600mlほどで留めると言うのも有りです。ただこの場合補給ランプが点灯したら早めに補給したいので、自宅に常備しておくのがベストです。
アイドリングに関してもあまり高めのセッティングにせず、「タン、タン、タン・・」くらいの方がいいでしょう。高過ぎるアイドリングは信号待ちをしているだけでもガソリンを消費するので。
因みにアイドルスクリューはキャブ側のカウルの下段をずらして、キャブレーターにあるプラスのビスが見えるので、それをプラスドライバーで右に回せば高くなり左に回せば低くなります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
僕のケースで燃費の場合をご紹介させて頂きましたが、乗り方によっては更に燃費を向上させる事が可能と言えます。
これからリード100を検討されている方の良き判断材料になれれば幸いです。
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