バイクの買取方法はこの3つ!買取・下取り体験談も合わせてチェックしよう

「新しいバイクが欲しくなった」や、「結婚資金に充てたい」または「クルマの購入を考えていて」などオーナーによってバイクを手放す理由は実に様々です。そこで次に進むステップとしてはバイクの『買取・下取り』となってきます。

何台もバイクを所有していた経験のある方であれば、その流れも熟知されていると思いますが、初めての方も少なくないでしょう。少しでも高く現金化をとお考えの方であれば、複数の方法を知っておいても無駄になる事はありません。

■バイクを手放す際の3つの方法

僕は過去に国産バイクを6台と外車バイクを3台乗っていた経験があります。この中では買取と購入を繰り返した経緯があり、どういった流れで買取や下取りが行われるのかを体験しました。

これから現在のバイクの買取や下取りを検討されている方に、少しでも有益な情報になれればと思います。ではまず買取の方法についてお話ししていきたいと思います。

①購入した店舗での買取

やはり最初の考え方としては、今のバイクを購入した店舗での買取が無難でしょう。理由としてはまず自社の店舗で販売していると言う部分です。自社で点検や整備を行い自信を持って販売した車両である以上は、買取の際にも相場よりやや高めで買取る場合があるからです。

ですがこのケースは全ての店舗に当てはまるものでは無く、中には買取りになった途端に渋い金額を打ち出す店舗も有りますので、予め相場を知っておいた方が賢明と言えます。因みに僕の場合はそう言った事前の調査もせずに買取りをお願いしてしまい、あとで後悔した事がありました。

それ以降の店舗買取に関しては、数軒は回る様にして相場を知る事で納得のいく買取が出来ました。

②出張買取サービスでの買取り

テレビでのCMなども有り、一度は目にされた方もいらっしゃるかと思います。このサービスはその名の通り自宅まで出張してくれて、その場で査定から買取の手続きまで行ってくれると言う大変便利なものです。

確かに便利ではメリットですがデメリットの面もあります。考えてみて下さい。買取のサービス所は必ずしも利用者の近隣にある訳では無く、クルマで来る為ガソリン代と人件費を使います。つまりサービス業者を呼ぶと言う事は、相手にとっても「手ぶらでは帰れない」状況が生まれるワケです。

僕が過去に買取サービスをお願いした際に、査定してもらったあとに金額を提示してもらいました。
ですがその金額に納得がいかずに断りの旨を伝えたところ、そこから延々と2~3時間ほど説得されました。結果的には僕の方が折れるカタチとなり、業者は買取っていきました。

もちろんこれは一例なので全ての業者に当てはまるワケではありません。なので手順としてはある程度、数軒の店舗での査定を経た上での利用がベストだと個人的には感じました。電話を掛ける際にも「買取」ではなく「査定だけ」と話した方が無難とも言えます。

③ネットオークションでの買取(売却)

これに関しては少々知識が必要な部分があり、買取が初めてと言う方にはしっかりとした下調べをオススメします。上記では店舗・出張サービスの二者の手段をご紹介しました。この二つの手段に共通するのはどちらも「バイク業者」であると言う事です。

買取の相手が業者であれば、仮にローン中の車体であろうと買取・下取りが可能です。また書類上の面倒な手続きも無いので、手放す側は特に特別な事をする必要がありません。ですがネットオークションとは「売り手」と「買い手」という、「個人と個人」の取引きになります。

そこには様々なルールやトラブルなどが存在しますので、先述した様にしっかりとした下調べが必要である言えるでしょう。ただこのネットオークションは手順さえ確実に踏めば、売買が成立した際には高額で売却出来る可能性が大きいです。

大きく分けて3つの方法をご紹介させて頂きましたが、必ずしもどれが正解で間違いという事ではなく、ご自身にあった買取・下取りの方法を選んで頂く参考にしてもらえれば幸いです。

■リアルな体験談のご紹介

僕は当時まだ販売されたばかりのヤマハ・ドラッグスターに乗っていました(かれこれ17年ほど前)。
20代だった僕のカスタムへの気持ちは留まる事を知らず、エイプハンガー、フラットフェンダー、ウインカー、マフラー、トリプルツリー、ロングフォーク、シートなど等。純正の面影を残す事なくカスタムしていました。

車体は中古車で金額は45万円でした。それでも走行距離を考えると程度は良い方です。しかしカスタムの費用を加えると総額は約80万円のバイクになっていたのです。ドラッグスターは400ccの為、当然車検があります。

バリバリのカスタム車では通らない。そこで車検の期日が迫ってきた時期に売却を考えました。ですが数軒回った際の査定の平均金額はなんと!たったの30万円ほどでした。これほどカスタムしているのに何故?と思い店員に話しを聞いてみたところ。

店舗に売りに出す際はカスタム車は売れ行きが宜しくないとの事。逆に一番売れるのはやはりノーマル車であるとの事でした。なるほど。言われてみれば自分が買う際にも、他人がカスタムしたバイクよりノーマルから自分でカスタムしたいと考える。これで合点がいきました。

ですが僕にはあまり時間がありませんでした。何故なら車検が近づいているので、なんとかそれまでには売却を決めなければならなかったからです。その時に不意にバイク店の店長から、下取りであれば35~40万円でいいと言う申し出がありました。

その時に僕の脳裏によぎったのは、以前から少し興味があった『ヤマハ・SR400』でした。最終的には新車乗り出し56万円だった『SR400』を、ドラッグスターの下取りから差し引いた金額で購入しました。

しかしながら後々に考えると、カスタムパーツを全て外してノーマルに戻し。車体とパーツで別々に売却すれば良かったのではないか?と言う事に後から気付きました。やはり少しでも高く売却したいのであれば、多少の手間は必要であるとこの時に学びました。

■これから買取・下取りを検討中の方へ

僕の体験談を交えてご紹介させて頂きましたが、参考になりましたでしょうか?買取・下取りを考える上で金額の高い安いはもちろんの事、それに伴なうオーナーの労力といったものもまた無視出来ない部分ではあります。

こういった総合的な判断の元で買取・下取りを決めていくのも、ひとつの考え方として記憶の片隅に置いて頂ければと思います。ただ付き合った期間は別として、「愛車」との別れに相応しい道筋を選んであげる事が、オーナーである最後の仕事だと感じます。

是非オーナー様とその愛車にとって、ベストな選択が導かれる事を心より願っております。

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