【総合評価】ホンダ CB1300SB(スーパーボルドール)の魅力とは

私は現在50代、いわゆる「リターンライダー」です。10代後半から20代前半にバイクに乗っていて、40代になって再びバイクに戻ってきました。

今回はおっさんライダーの私がCB1300SBを所有した感想などを踏まえ、総合評価を解説します。

50代のおっさんライダーがCB1300SBを選んだ基準

私がCB1300SBを選んだ基準は、こうです。

・リッタークラスであること
・そのメーカーのフラッグシップとしての堂々としたスタイリングであること
・高速走行を考慮して、カウルがあること

こういう観点から見ると、車種はほぼ1つに絞られてしまいました。CB1300SBです。

もちろん、他メーカーにも同等の車種はありますが、1台を除いてずっとHONDAのバイクに乗ってきたので、やはりHONDA車に乗りたいという気持ちが強かったと思います。

購入前の第一印象と実際に乗った後の感想

CBを購入するにあたっては、もちろん試乗もしました。ただし、バイクとは非常に趣味性の高い乗り物ですから、購入する方のほとんどは、試乗前にスタイルやエンジンを見て「欲しい!」と思っているものです。

バイクとは感性に訴える乗り物ですから、試乗して「やっぱり買わない」という人はまずいないでしょう。試乗とは、購入する前の最終確認ではないでしょうか。

話がそれましたが、試乗した第一印象は、

トルクが太くてフラットで、車のエンジンのよう

と感じました。重さはありますが(約280kg)、走り出せば軽快、ハンドリングも素直です。

次に、購入してまず感じたのは、排気音が小さいことです。

バイクは車と比べて小さいですから、ウェアや音で目立つアクティブ・セーフティを心がける必要があります。そこで、社外品のマフラーに交換しました。これによって重低音が響くようになり、また見た目もよし、軽くもなり、一石三鳥です。

気に入っている点

前にも書いたように、バイクは趣味性の高い乗り物ですから見た目は大切です。

CB1300SBは堂々とした大きさ、エッジの効いたカウル、1980年代の名車CB1100Rによく似た形のタンク、極太スイングアームなど、全体もディティールも大満足です。

通常はツーリング中心の使い方ですが、カウルがあるため高速走行は楽です。それに加えて、楽々アイドリング発進ができるトルクがありますから、高速道や峠の上りを走っていてストレスを感じたことは全くありません。

操縦性も非常に素直で、走り出せば街乗りも峠も重さを感じません。たまに友人のバイクを借りて乗ることはありますが、そのたび、CBは何て乗りやすいんだろうと痛感します。

またエンジンはフューエルインジェクションですし、クラッチは油圧ですから、日頃のメンテナンスはさほど神経質になることもありません。

気に入らない点

端的に言えば、ミッションが5速である点だけです。がこれは、2015年型から6速になって解決されました。

他に不満はありませんが、強いて言えば重いことです。

しかしリッターバイクとは重くて当たり前です。重いのが不満だと言うのは、スポーツカーに乗りながら燃費が悪いと嘆くようなものだと私は思います。

購入費や維持費

まず購入費ですが、新車で110万円前後が相場と思います。軽自動車に比べれば高いですが、他のリッターバイクに比べれば安いほうだと思います。

次に維持費は、年間走行1万km弱で、ガソリン代、高速代、ツーリング先の昼食代など含めて月平均2万円前後だと思います。その他にかかる費用は、任意保険料・車検代(2年ごと)、消耗品(タイヤ、ブレーキパッド等)です。

消耗品も、そう高額ではありません。例えば、1970から80年代、国内最大排気量だったナナハン(750cc)のリアタイヤは1万km持ちませんでした。しかし今では技術の進歩によって、リッタークラスでも丁寧に乗れば1万5千kmは持ちます。

維持費は決して高くないと思います。

CB1300SBの維持費を詳しく解説!年間費用の予算の目安にどうぞ

2016年5月11日

これから購入する方へ

HONDAのバイク最大排気量は、ゴールドウィング1800ccもありますが、実質的なフラッグシップモデルはこのCB1300だと思います。

初めて乗る方にとっては、大きく重く敷居の高いバイクに映るかもしれません。しかし中には女性オーナーもいますし、男性でも身長160センチ位で乗っている方もいます。

私は身長177センチ、体重79キロですが、駐車場が下り坂の場合、出るときに楽なように、後ろ向きに停めるなど工夫をしています。常時このような点に気をつけていれば、かなりの方が乗れると思います。

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