シャリ―50は車体が重いわりには燃費がいいですね。高燃費で有名なホンダ・スーパーカブと同じエンジン、4サイクルエンジンを使っているためでしょう。
1981年に発売されたモデルは世界初となるリッター105キロの走行を記録したと、高燃費をうたい文句にしていましたが、街乗りでの実際の燃費はその半分、50kmくらいでしょう。
その105kmという数値は、30kmの法定制限時速を持続させた状態で、サーキットなど路面状態にでこぼこなど悪条件のない平坦な場所を天候のいい日にプロのライダーが乗車して計測したくらいの、街乗りでは到底考えられない好条件のもとで生まれた記録でしょうし、その数字を鵜呑みにすべきではないですね。(笑)
しかし、原付スクーターと比べて燃費が格段にいいことは確かです。( `―´)ノ
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燃費はライダーの個体差にもよる
ただし、当然のことながら、乗る方の体重によって燃費が変わるものと思います。
シャリ―はもともと車体重量があるため、体重の重い方が乗るとさらにシャリ―の車体は鉄製の部分が多いため、車体重量もかなり重くなっており、原付スクーターが50kg程度であるのに対して75kg前後であったと記憶しています。
逆にいえば、それだけの車重がありながら、高い燃費数値をたたき出す優秀なエンジンだといえます。
唯一シャリーに抱く不満
燃費がいいことはありがたいのですが、シャリ―にはひとつ大きな問題があります。
燃料タンクの容量が小さいのです。(-“-)
燃料タンクはシートの下にあり、容量は2.8リットルしかありません。車体の構造上大容量のタンクを積めないことが原因だと思われますが、長距離を走る時は心もとないですね。
最終型やそれに近い年式のタイプであれば、スピードメーターの横に燃料計がついていますが、1980年代のタイプはタンクキャップが燃料計と一体になっており、走行中に残量を確認することができません。
その保険としての考え方なのか、車体横にフューエルコックがついており、ガス欠になった場合もリザーブの位置にコックを動かせばしばらくは予備として残されたガソリンで走ることができます。
その残量がなくなるまでにガソリンスタンドを見つけろということなのですが、ツーリングで山道を走るなどする予定がある際には、携行缶を用意して出発すべきですね。
幸い、シャリ―は容量の大きなフロントバスケットを装着できますし、リアキャリアも大きさも十分でがっしりしたものがついていますので、ツーリングに必要な荷物に加えて携行缶の1つや2つを積むことも十分に可能です。
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