鳥取から気分で岡山まで!女子高生ライダーのツーリング体験談

<懐かしのツーリング体験談シリーズ>

私が初めてツーリングらしいツーリングをしたのは、RG125ガンマを買って3か月目、まだ16歳の高校生の時でした。鳥取の実家に住んでいました。

朝9時すぎ、なんの計画もなく、目的地もなく一人でただふら〜っと出かけたときに、道路標識に「岡山まであと130キロ」という案内表示がなんとなく目に留まり、「ふーん、この道をずーっと行けば岡山なのね」と思った程度でした。

バイクに慣れるためにと、そのままなんとなく走り続け、駅を見かけたら「ここまで来た」という証明のために駅名を写メ撮ったりしているうち、ここで折り返そう、という区切りを見つけられないまま津山まで来ました。

「岡山まで60キロ」

あれ?岡山まであと60キロで行けちゃうの?このまま行けるんちゃう?と思い、ここで初めて岡山まで行ってしまおうという気になりました。

12時すぎには岡山駅の裏口付近にいました。ちょうど父親から電話があり、「おーい、今どのへん走っているんだ〜?雨が降るらしいから戻れよ〜」「あ、今岡山駅のウラ」「はぁ?岡山駅?岡山県の岡山駅ってか?」みたいな会話をしたのをよく覚えています。(;^ω^)

父に驚かれてさすがに「よくここまで来たな」って気が自分でもしてきたので、「これから帰るから昼ご飯を残しといて」といって、観光も食事もせず、駅だけ見てそのままトンボ返りしちゃいました。もったいなーい(;^ω^)

帰りは行きと同じルートを通ったつもりでしたが、逆ルートからだと風景は違って見え、また、「鳥取から岡山」なら岡山への案内表示はたくさんあるけど、岡山からスタートでは、目的地としてほかのいろんな地域が案内表示されていて「鳥取」がなかなかないんです( ;∀;)

そのせいで何度も道を間違えました。迷っても困るし雨が降るらしいっていうから、元の道まで戻って正しいルートへ。そんなこんなで帰りは時間がかかったし、ガソリンスタンドの場所を意識してみていなかったので、危うくガス欠になるところでした・・・(+_+)

当時はまだスマホはなかったので、調べたりはできなかったんです。

ただ、いい旅でした。これをきっかけに、こまめにガススタの位置確認やルートマップをもちあるくようになり、服装も常時しっかりめにするようにしました。いつでも思い付きで遠出できるように、です。(*^_^*)

ただの短いツーリングだったけど、私が進学先として選んだのは岡山でした。私の中で、岡山は無意識に特別親近感の強い場所になったのかもしれません。(*^_^*)

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