メインとメットインのキーシリンダー交換編|バイクレストア体験談⑧

水没車の方は、以前友人が乗っていた時からメインキーシリンダーのみキーの回りが悪く、潤滑油をさしたりといろいろと試してみたのですが、何をしても変わらずとても回しづらいんですよね。

文章だと説明しにくいのですが、キーを押し込みつつキーを引き抜き気味に回せばなんとか回るのですが、いちいちキーオンのたびにこんなことやってられません(笑)

また、キーが回りにくいというのは案外ストレスになるので、今回は水没車の方に実働車の方のキーシリンダーを移植していこうと思います。

メインキーシリンダーを交換する

まずメインキーシリンダーからです。

メインキーシリンダーはトップブリッジの下の方に、ビス2本で固定されています。このビスとトップブリッジを外し、キーシリンダーのみの状態にします。その後メインハーネスとキーシリンダーのカプラーを外すのですが、僕はこのカプラーの外し方がわからず結構悩みました(笑)

というのも、フレームの右側にメインハーネスとキーシリンダーのハーネスがカプラーで接続されているのですが、このカプラーがただ引っぱるだけだと外せないようになっているようで、かといってツメが引っかかるような部分もないんですよね。

じゃあどうやって外すのかというと、メインハーネス側のカプラーにマイナスドライバーを差し込み、カプラー内部のツメのようなものを持ち上げるとすんなり外せるようになっています。

自力で外し方を試行錯誤していて数十分費やしましたが、案外単純な外し方だったので、インターネットなどで調べてやれば早かったなと反省しています(笑)

続いて給油口の蓋のキーシリンダーですが、これはとても簡単にとめてあり、見ればわかると思いますので割愛したいと思います。

メットインのキーシリンダーを外す方法

最後にメットインのキーシリンダーですが、これはトルクスドライバーなどがないと外せないようになっています。僕はトルクスを持っていたので外せましたが、トルクスをお持ちでない方は購入されることをおすすめします。

外し方自体は簡単で、まずキーシリンダー裏のプラスネジを2本外します。そうすることでプレートのようなものを外せるようになります。

その後、カウルステー裏にあるトルクスのネジを外します。そうするとメットインのシリンダー部が外れます。メットインを空けるためのワイヤーがついているので、これを切り欠きに合わせて外せばメットインのキーシリンダーが外れます。

もしかすると僕のように、ワイヤーエンドが固着しているかもしれませんので、その場合は潤滑油などを吹いて左右に動かすとすんなり外れるかと思います。

これですべてのキーシリンダーが外れましたので、あとは逆の手順で取り付けていくだけです。

メットインのワイヤーはそうそう外す部品ではないので、ついでに注油をしておくとスムーズに動くようになりますし、この機会にやっておくと良いかと思います。あとはメットインのロック部もパーツクリーナーなどで清掃した後、グリスなどを塗っておけば完璧ですね。

これですべてのキーシリンダーがひとつのキーで開くようになりました!

メインキーもすんなり回るようになったので、当たり前のことかもしれませんがようやくストレスから開放されました!(笑)

⇒レストア体験談⑨シートカウルの自作塗装へ

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