CBR954RRの燃費はかなり悪い?各走行時の数値と燃費向上対策とは

今回はHONDA CBR954RRの燃費についてお話したいと思います。

SS(スーパースポーツ)ブーム最初期のリッターバイクであるHONDA CBR954RRです。

生産時期は2002年と2003年の2年間のみと短期間にしか作られていないバイクですが、現在のSSと比較しても最も軽量な車体と荒々しいエンジンで人気の高いバイクです。

平均燃費と各走行時の数値とは?

総平均燃費:約12km/L

いままでの総走行距離を給油量で割った数値です。お世辞にも良い数値であるとは言いがたい数値ですが、高出力エンジンにとって燃費はある程度は諦めなければならないファクターかもしれません。

ただしこれはサーキット走行を含む数値であるため、多くの方はこれよりも良い燃費が期待出来るのではないかと思います。

街乗りや長距離走行時は?

ではそれぞれの場面においてはどのくらいの数値になるかというと、

街乗り:6~7km/L
長距離走行(ツーリング)時:20km/L前後(最高燃費22km/L)

と、総平均燃費よりも良い数値になります。

街乗りはストップアンドゴーの連続であり、頻繁に加減速をするため燃費は良くはなりにくい環境ですが、比較的トルクもありあまりアクセルを開けずとも車の流れに乗れるため、さほど激しい燃費低下は免れるのではないかと思います。

そのことを踏まえてもこの燃費ということはライダーのアクセル開度だけではなく、パワーコマンダー等の機械的な影響によるものも含まれるのではないかとおもいます。

一方、郊外や高速道路を走る長距離走行では、アクセル開度が一定の時間が長くなるため街乗りのときよりも大きく燃費は向上します。

特に高速道路を利用するツーリングの際は予想以上の高燃費が期待できます。またカウルの影響もあり、比較的楽に高燃費が期待できるのではないかと思います。

【ユーザーインプレ】CBR954RRの乗り心地や乗りやすさは実際どうか?

2016年7月5日

燃費向上で工夫したこと、工夫できること

燃費向上を図るときに気をつけなければならない点は丁寧なアクセルワークです。

パワーもトルクも十分過ぎるほどあるバイクなので、安全面はもちろんのこと、ラフなアクセルワークでは無駄な加減速が多くなり燃費は悪くなってしまいます。

車体剛性の高い車体ではありますが、雑な操作をしてしまえば大パワーによりいとも簡単にホイールスピンしてしまい危険です。

丁寧なアクセルワークを心がけることにより、安全かつ燃費も良くなっていきます。その際にはこのバイク本来の荒々しいけれども素直な性格をより実感出来るのではないかと思います。

これに加えて、適正なタイヤ空気圧を保つこともポイントとなります。

高速走行時にはタイヤのバーストなどの大変危険なトラブルにもなりかねません。乗車前のちょっとした点検が安全性にも燃費にも大きく関わってくるのだと思います。

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