北海道でツーリング!道東でおすすめのルートと仲間と走る魅力

北海道在住のライダーは日本一の幸せ者!?

家から出た途端、北海道ツーリング。それが北海道に住むライダーの特権です。そんな道産子ライダーの中でも、私が住む道東ライダーは、最上位にランクするのではないでしょうか。がらがらの道、広大な風景、その割に休憩場所も確保されています。

札幌や函館、旭川といった都市部は、バイクの維持には便利ですが、「気持ちのいい道路」までには、やはり「退屈な道路」を走らないとなりません。

◎道東のおすすめ道路

釧路と厚岸をつなぐ北太平洋シーサイドラインはぜひ一度走ってみてください。太平洋と牛を同時に堪能できる道がほかにあるでしょうか。いわゆる「峠のようなカーブ」が少ないのが玉にきずですが、それでも高速コーナーが頻繁に現れ、飽きることはないでしょう。

厚岸の隣に浜中町というマチがあります。ここの牛乳は、なんとあのハーゲン・ダッツに使われているのです。国内有数の牛乳が飲めるおしゃれなカフェもあります。ぜひ、ひとやすみしてください。

◎仲間

私は10代から20代にかけてバイクに乗り、20年間の空白を経て、45歳でリターンライダーとして復帰しました。若いころは、1人で走っていました。それで十分楽しかったのです。なので、リターンしてしばらくは、やはり1人で走っていました。

ところが、バイク店の紹介で、ツーリンググループに入れてもらえることになりました。仲間と走るのって、こんなに楽しいんですね。

鉄道ファンに「乗り鉄」や「撮り鉄」「駅鉄」がいるように、ライダーも「バイクのここが好き」が、人によって微妙に異なるのです。私の仲間でも、ライディングフォームにこだわる人、レースに詳しい人、やたら洗車する人、毎年違うバイクを買い替えている人、道路が好きな人など、さまざまです。

そういう人たちから、「私が知らないバイクの世界」を聞けることは、とても楽しいひとときです。

◎冬でも

北海道ライダーの唯一にして最大の欠点は、11月~4月までバイクに乗れないことです。暗黒の冬といえるでしょう。しかし私たちのグループは、冬期間、必ず月1回、飲み会を開くのです。これがまた楽しいんです。

私たちの仲間うちでは、「12月31日に最も近い日」にバイクに乗った人は、忘年会で表彰されます。「1月1日に最も近い日」にバイクに乗った人も、敬意が払われます。

こうして、結局は、1年中バイクを楽しんでいるわけです。

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