夫婦で朽木村〜舞鶴港までツーリング!しかし途中で雲行きが怪しくなり・・

2015年6月28日の日曜日は、今にも雨が降り出しそうな空模様だった。私と妻はZX-6Rにまたがり京都市の自宅から北へと向かった。この日は妻の誕生日だったので、とりあえずどこかに美味しいものを食べに行こうということになり、朝は7時くらいに自宅を出発。とりあえず、目指したのは滋賀県高島市の朽木村である。

道の駅 くつき新本陣への道中に不安が・・

朽木新本陣には「道の駅 くつき新本陣」がある。ここでは、毎週日曜と祝日に朝市が開催されており、地元の人々の手作り鯖寿し、栃餅、巻き寿司などを味わうことができる。とりあえずは遅い朝食を新本陣の朝市で食べようと計画した。

家を出るときにすでにポツポツと雨が落ちていたので、レインジャケットの上着だけを着て出発。しかし、京都府と滋賀県の境目にある途中峠を越えると、雨足は次第に強くなり、その後はトンネルを通過するたびに雨足がどんどん激しくなっていく。

普段、トンネル走行は緊張するのと、トンネル内のライトで若干気持ちが悪くなるので、トンネルはあまり好きではない。しかし、この日はトンネルに入るとホッとするという、そんな雨足だった。

自宅を出発して約1時間後に「道の駅 くつき新本陣」に到着。駐輪場にバイクを停めた直後に、私たちと同じように雲行きを全く考えていない若いライダーが5、6人到着。「べしょべしょやん。あ、でも足だけは濡れてへんわー」などという会話が聞こえてくる。

雨のわりには賑やかな朝市。車で訪れる人が市場を賑わしているようで、車のナンバープレートには大阪、福井など。とりあえず、体が冷えたので私たちはうどんを食べる。妻は牡丹うどん。私は山菜うどん。持ち帰りで栃餅と鯖寿しを購入。

自動販売機のホットレモンで体を温めてから次の目的地へ出発(睡気覚ましにホットコーヒーと行きたいところでも、バイクに乗るときは体が冷えて、トイレが近くなるので、私はコーヒーは飲まないようにしております)。

道の駅から小浜へ

とりあえず次に目指す場所は小浜。車の少ない国道を小浜まで時速80kmから100kmで飛ばす。雨はやっぱりひどく、ここまで濡れるともう、どうでもいい、という感覚になる。

小浜に入って、とりあえず休憩場所を探す。「道の駅 若狭おばま」の看板を見つけ、その方面に向かう。この道の駅には何があるというわけではなく、お土産売り場とトイレと観光案内所。体が冷えて寒いので、ホットココアを飲みながら、レインジャケットを脱いで、レインジャケットを乾かす。6月でありながらストーブがあるのが何となくありがたい。ある程度雨が落ち着いたかなーというところで次の目的地へと出発。

雨脚の中、舞鶴赤れんがパークへ

次の目的地は舞鶴赤れんがパーク。以前、訪れた時に赤れんが博物館と引揚記念館が気に入ったので、妻にも見せてあげようと立ち寄る。

現在、赤れんがパークに舞鶴引揚記念館が仮移転してきていたのでちょうどよかった。相変わらず、涙しそうになるところがあり、やはりいつ来ても日本の歴史を実体験できる良い施設だなと再度感銘してします。そして、次の目的地に出発。

メインの目的地とれとれセンターで海鮮を堪能

次の目的地は舞鶴の「道の駅 舞鶴港 とれとれセンター」。実はこここそが、メインの目的地。以前、友人と車で訪れた際にとてつもなく楽しく、美味しかったので、妻に美味しいものを食べさせてあげようと思った際に頭に浮かんだのがこの場所だった。

新鮮なお魚を使ったお寿司屋さんや、新鮮な魚介類をその場で調理してくれるお魚屋さんが立ち並ぶ。陳列されている貝やお魚を選んで、どのように調理して欲しいか注文することができる。さらに市場の真中には生簀もある。お勧めは生牡蠣と魚介類の網焼き。新鮮な魚介類をそのまま、その場で焼いてもらえる。

妻はビールをお供に、私はノンアルコールビールをお供にして新鮮な魚介類を平らげる。とれとれ市場は食べなくても、陳列されているお魚を見ているだけでも面白い。おっきな太刀魚やツバスなどが並んでいる。家路が若干長いので、新鮮なお魚たちを購入することは諦めて、後ろ髪引かれる思いを残しつつとれとれ市場をあとにする。

駐車場に戻ると、私のバイクの隣に青いKawasaki ZZR400が停車している。せっかくなので、じっくり見せてもらっていると持ち主が戻ってくる。どうやら、舞鶴の出身で大阪の大学に通っている学生とのこと。私もZZR400に乗っていた経験があるのでZZRの特徴や欠点について話が盛り上がる。雨も止み、体も温まってきたところで出発、家路につく。

京都市街へは国道27号線で

京都府北部から京都市街に向かう道といえば、京都縦貫自動車道または国道9号線がよく知られている。しかし、私は舞鶴からは国道27号線を利用して南下。この国道は車が少なくスピードを結構出せると同時に、リッラクスできるような田舎道。いかにも「ツーリングしてます」という雰囲気を醸しだしてくれる道で走っていてとても気持ちが良い。

この27号線を南下すると京都市の丹波町で9号線と合流し、そのまま亀岡市を経て京都市街に入ることができる。27号線の途中、「道の駅 和」で休憩。時間が遅いこともあり静かな感じだが、手作りの木工品などが豊富に置いてあり結構楽しめた。お店の外やトイレにはたくさんのツバメの巣があり、たくさんのヒナたちがピヨピヨと親を待ち、癒された。そこで、缶コーヒーを飲み、しばらく休憩した後、京都市内の自宅に向けて出発。

軽いノリで険しい山道へ入ると

国道27号線から9号線に入り、そのまま京都市内五条通りを行けばよかったものの、八木駅から東に入り477号を経て50号を嵐山・清滝へと抜けてみようと思ってしまった。

すでに時間は夕方6時過ぎ。ちょっとこの道を侮っていた私。かなり険しい山道であたりは真っ暗。ほとんど道の状況は見えないまま、車一台がやっと通ることのできる道をヘアピンの登りやら下りやらを何度も繰り返す。1時間半ほどゆっくりと山道を抜けて、とりあえずなんとか保津峡の駅にたどり着く。休憩はしなかったものの気持ち的に、人工的な明かりを浴びてほっとする。

そこから、清滝に向けてずっと走り出す。結構、狭くてきつい登りとヘアピン。一度、ヘアピンを2速で登りきれずに、エンストを起こし、転倒。急な坂道なのでエンジンを再始動するのにも一苦労。なんとか、ある程度平い場所まで妻と一緒にバイクを押して、そこで落ち着いてエンジンを始動し、再出発。

いやいや、参りました。そこから、またしばらくは狭いカーブの多い山道を抜けてなんとか清滝にたどり着く。そこからは、いつも通っている道、広沢池の前を通り、きぬかけの道を経て、立命館大学の前を通り、西大路通りにたどり着く。そこから、自宅までは普通にたどり着くことができました。

とりあえず、雨に打たれ、山道で転倒し、妻にとっては最悪な誕生日になってしまいましたが、本人は美味しい魚介類が食べれたということで喜んでくれました。

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