ホンダCBR1000RRの乗り心地や乗り味について紹介していきます。
SSの街乗りは壊滅的で普段使いなんてするもんじゃない!というのは先入観だったりもします。
実際に筆者がホンダCBR1000RRを使ってみたケース別に細かく紹介していきます。
Contents
【バイク自体の乗り心地について】
ハンドルはワイドに設定されており、前傾姿勢ではありますがそれほどきつい角度でもありません。どちらかというとスポーツツアラーを少しきつくしたイメージでしょうか?よっぽど600cc SSの方がきついです(笑)
長時間の乗車は厳しいですが、慣れてしまえばガソリンタンクが空になるまでの高速巡航ぐらいは疲労感も少なく出来るようになりました。
Case1.街乗り
やはりSSです。ストップ・アンド・ゴーが続くと堪えます(笑)
エンジンは熱くなるし、低速域はギクシャクするので疲労とストレスが溜まる事が多かったです。しかしながら、最新型ということもあり昔のバイクに比べれば相当乗りやすいですし、普段使いをする上でもなんとか出来るレベルです。
Case2.遠出の場合
長距離のツーリングや、遠方に出かける場合はそれほど疲れる事もないですが、ツアラーやビッグネイキッドに比べると少し疲労感があるかのかもしれません。
シートが薄いっていうのもありますし、燃費もツアラー達に比べて悪い方ですから給油タイミングも頻繁に訪れます。(とはいえ、17Lもタンクがあるのでそこまでではないですが…)
向いているか向いていないかでは言えば「どっちでもない」です。
ライダーがその気になればこなせるだけの度量はバイクに備わってはいますが。
Case3.高速道路
一番楽が出来ます。カウルがあるので伏せれば防風効果はあるし(結構伏せないといけないので辛い体勢にはなりますが…(笑))、高速巡航すれば燃費も伸びるのでツーリングにももってこいです。
ちょっとくらいでも可能な限り高速道路を使いたくなってしまうくらいです。
Case4.スポーツ走行
このスタイルが一番しっくりきます。
サーキットをいかに速く走るか。コーナリング特性やエンジンの回転域別のトルク特性を掴みながらタイムを縮めていくのが楽しいバイクです。
他のSSに比べれば電子制御が殆どないバイクですし、ピークパワーも高くありません。しかし、全てがフラットな特性故にライダーの技術をそのまま反映してくれるバイクでもあります。
1000ccですので、少しのミスは排気量のパワーでリカバリーも出来ますので、これからサーキットデビューやスポーツ走行を楽しみたい方にはもってこいです。
【タンデムはどうなの?】
正直、タンデムは壊滅的です。
昨今のSSの後部座席はあって無いようなもの。「こんなシートフレームに大人が乗って折れないの?!」という意見もありますし、他メーカーでは「折れた」なんて事例も聞いたりします(怖い)。
ですので、タンデムしたのであればSS系はお勧めしません。それであれば、筆者はSUZUKIの隼を推します。
【まとめ】
10000km近く色んなシーンで楽しんだバイクでしたが、最後にも書いたようにサーキット走行のときが一番輝いていたバイクでした。
ツーリングは隼に劣るところがありますし、町中は250ccのバイクが羨ましく思ってしまいます。それでも存在感や所有感、そしてフラッグシップモデルというポテンシャルがライダーを満たしてくれるのです。
それがリッターSSの良さであり、買うに値する魅力だと思っております。
乗りやすいか乗りにくいかだけで判断するのは勿体無い。欲しいか、欲しくないか、もっとピュアな目で見て考えてバイクを選んで見ると後悔しないバイク選びになると思います。
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