旧車バイクならではの故障や不具合で感じたこと・改善したこと

私が乗っているZ1は1975年製と、今から約40年も前に作られたバイクです。このバイクは当時カワサキが世界に誇るバイクをと作られた名車中の名車ではありますが、年月が経った事で沢山の不具合やサビなどが浮いてきてしまいます。

今回はそんなZ1に乗っていて遭遇した、旧車バイクならではの故障やメンテナンスについてお話させて頂きます。

点火系、コイル

ある日バイクに乗っていると、いつも以上に力の無い感覚とエンジンの回転数が5000回転以上吹け上がらない現象に陥りました。

何だろうと思い、バイクショップに持って行って調べて貰うと、ポイント点火の不具合とコイルの不良が原因でした。

この当時のバイクはポイント式点火と言って点火のタイミングをポイントでとっているものです。
今のバイクと違いとても原始的な方法で点火しているのですが、メンテナンスは実は簡単で、ある程度の知識を付けてしまえば自分でもメンテナンス出来るものです。

しかし、エンジンが高回転になると点火タイミングがズレてしまう恐れがあるのがデメリットです。

そのため初めはポイントのパーツだけ変えようかと考えたのですが、コイルも悪いと言うことで少し値段は張ったのですがウオタニのSP2を取り付ける事に決めました。

このSP2は点火方式を現行者に取り入れられているフルトランジスタ式に変えるもので、ネット等での口コミを見ても悪い噂は余り出ていないものでした。

感想から言いますと、付けて間違いはありませんでした!
今まで回転数も不安定だったのが安定するようになり、他にもレスポンスも良くなったように感じます。

ミラー

Z1のミラーは走っている時に見ると振動が凄くミラー自体がビビってしまい後方をしっかりと確認できません。それがとてもストレスで何かいい物は無いかとさがしていたら、耐震のミラーが出ている事を知り購入しました。

そのミラーはアルミダイキャスト製法を採用した内部構造になっており、耐震性能がしっかりしているものです。こちらは付けてハッキリと満足できる物でした。

多少のビビリは出るものの、純正品に比べたら丸っきり天と地の差が出る程、後方を確認でき、ストレス無く走行する事ができました。

グリップ

Z1純正のグリップは硬く、長い時間走行しているとハンドルの振動が直接手に伝わり、手が痺れてしまう事が多々ありました。

こちらは同じZ1乗りの仲間に教えて貰ったのですが、エムテック中京製のグリップです。形は純正と同じなのですが、ソフトに作られており長い間走行しても振動がそのグリップで吸収され、手に直接伝わりませんでした。

手の疲労感は解消されました。

まとめ

旧車バイクに乗ると言うことは沢山の故障や不便との付き合いだと思います。

今では沢山改善された部品が出ていますし、それに付け替えれば今までストレスに感じていたものが解消されます。ですが一番は自分自身がある程度の知識をつけて、メンテナンスをしっかりするの事では無いかと思います。

私自身も知識としてはまだまだですが、故障したらバイク屋にまかせっきりではなく、何処がどう悪いのか教えてもらい、自分でも調べるようにしています。そういった努力が旧車を長い年月維持できる基礎になると思います。

初心者の方ももし旧車に興味があるのであれば、怖がらずバイクを知るきっかけだと思って購入してみてください。

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