みなさんはフリースタイル・モトクロスを知っていますか?
今回は誰もが度肝を抜くフリースタイル・モトクロスの魅力を紹介します。
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フリースタイル・モトクロスとは
空中滞在のわずかな時間で複雑な技を競う、欧米で人気のモータースポーツです。アメリカではアクションスポーツの祭典「X-GAMES」の競技として採用。
エナジードリンクのRed Bullは、世界6か国を転戦してトータルポイントでチャンピオンを決めるX-Fightersを主催しています。
日本では2013年と2014年に大阪城西の丸庭園で開催し、話題を呼びました。
フリースタイル・モトクロスの技
通常のモトクロスが早さを競うのに対して、フリースタイル・モトクロスは、ランプと言われる鉄のジャンプ台を飛び跳ねて、ランディングと呼ばれる盛り土に着地するわずかな間に行われる複雑な技を競います。
鉄棒のようにハンドルで逆立ちしたり、空を飛ぶ格好でバイクと平行になるように手を放したり、全身を使った技や、空中宙返りはまるでCGのよう。バイクが飛ぶ高さはビルの3階に匹敵、飛距離は23mにも達します。
フリースタイル・モトクロスの歴史
1990年代後半から、モトクロスバイクを使った遊びとしてアメリカで誕生。当時モトクロス留学をしていた国際A級ライダーの佐藤英吾と加賀真一により日本に持ち込まれました。
2000年に秋田でイベントが開かれたのが最初で、以降はフリースタイル・モトクロスを行うライダーも増え、スキルの向上と共に国内の各地でデモンストレーションが行われるようになりました。
代表的なライダー
佐藤英吾
(出典:ON THE ROAD)
第一人者である佐藤英吾は、2005年から世界大会であるRed Bull X-Fightersに参戦。2013年2月に練習中の事故で亡くなるまで、7年間に渡り活躍しました。
東野貴行
また、日本を離れてアメリカに渡った東野貴行は、2010年にX-GAMESベストトリックでブロンズメダル、2012年にフリースタイル部門でゴールドメダル、同じくベストトリックでシルバーメダルを受賞し、誰も成し遂げられなかった偉業を達成しています。
コンテストのジャッジ方法
難易度だけではなく、オリジナリティー(スタイル)や、コースの使い方も基準となります。
海外のみならず、日本においても「GO BIG ALL JAPAN FMX CHAMPIONSHIP」と題したコンテストが開かれ、2016年度は11月6日(土)に、埼玉県オフロードヴィレッジでの開催が決定しています。
日本でフリースタイル・モトクロスを見るためには
車・バイク関係のイベントや地域おこしのお祭り、遊園地のアトラクションなど全国各地でデモンストレーションが行われています。入場料が有料な場合もあれば、なんとタダで見られることもあります。
あまりの衝撃に歓声を上げるはず。「フリースタイル・モトクロス」で検索して、お近くのイベントに足を運んでみてください。
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