そんなわけで、水没してしまった不動車が1台、後輩からもらった実働車が1台、合計2台のNS-1を手に入れましたが、不動車の方をレストアしていくにあたって、作業性を向上させるためフレームだけの状態にしたいので、、
今回はひたすら分解していこうと思います〜。
どのように分解していくのが正解なのかはわかりませんが、僕の行ったおおまかな分解の順序としましては、まずカウル類などの外しやすい大きな物を外し、その次にブレーキ回りやステップなどの部品を外し、エンジンを下ろし、フロントフォークとスイングアームを外していく、という順序でやりました。
カウルやステップなどの取り外しは簡単かと思いますので、まずはエンジンの下ろし方からです。
NS-1は3本のボルトでエンジンが止まっているので、それぞれのボルトを外します。それぞれ結構なトルクで閉まっていますので、僕は長いラチェットとメガネレンチを駆使して外しました。
水没してしまっているのでボルトにサビが出てしまっていて、外すのに苦労した箇所もありますが、ボルトを外す前日に潤滑油を吹きかけておいたので、手工具でも比較的簡単に外すことができます^^
外したいボルトや固着していそうなボルトは、前日のうちに潤滑油、例えばクレ556やワコーズのラスペネなどを吹いておくと、いざ外すときに比較的簡単に外すことができますね^^
これらの3本のボルトを外すとようやくエンジンが下ろせる状態になりますが、通常はこれにジャッキなどをかけてゆっくりとエンジンを下ろします。もしくは上から吊るし上げて下ろすという方法もあるようですね。
僕の場合、この水没してしまったエンジンはこのまま捨ててしまう予定でしたので、ダンボールと適当な布を地面に引き、少し雑ですが上から足で蹴飛ばして下ろしました(笑)
エンジンを下ろしたら、続いてスイングアームを外しますが、スイングアームを外すにあたってもちろんリアホイールも外すので、リアサスのあたりに馬かジャッキをかまし、ホイールを外した時に車体が安定するようしっかりと支えておきます。
そしてリアアクスルシャフトを抜いてチェーンを外すと、ようやくホイールが外れます。
この後スイングアームを外すわけですが、一緒にリアサスも外してしまいますので、先ほどのジャッキの位置では車体を固定しておくことができなくなります。
そのため、今度はサイドスタンドまわりのフレームに、ジャッキか馬をかけて車体を固定し支えます。
まずリアサスから外しますが、上下合わせて2本のボルトで止まっています。これも前日に潤滑油を吹いておいたのですが、固着していてなかなか外れません…。
あまり良くない方法ですが、僕は長いラチェットに鉄パイプをかまし外しました。リアサスが外れたらスイングアームを固定しているシャフトのボルトを外すと、ようやくスイングアームが外れますね。
あと残す部品はフロントフォークですが、まずフロント回りのボルトというボルトをすべて緩めておきます。特にトップキャップなどは、フォークを外してからだと外しにくいので、外しておくと良いですね。
今回ばらしていて気づいたのですが、純正のフロントフェンダーは内側からボルトで止まっているんですね。なので、フェンダーはフロントホイールを外してから外すと楽ですよ!
あとは配線やメーターなどを取り外していくのですが、この辺は特に注意する点はないと思うので少し割愛しますが、問題はステムです。ステムを外すにはフックレンチが必要なので、フックレンチを持っていない僕は外せませんでした。。
ここまでばらしているので、ついでにステムベアリングも交換したいところですが、今回は保留とします(笑)
そうこうしているうちにほとんどの部品が外れ、ハーネスなどを外していくとようやくフレームだけになりますね!ここまでばらしてみてフレーム単体を見てみると、やはり50ccですので華奢なフレームですね^^
せっかくここまでばらしたのでフレームも塗装しようかと思いましたが、あまりにもサビがひどく、電動工具も持っていませんし、地道にペーパーで落としてたらいつ塗装できるかわかりませんし、かといって予算の関係でブラストにかけることもできないので、今回は目立つサビのみ落として、サビ止めを塗って良しとします(笑)
ちなみにスイングアームですが、あまりにもサビがひどかったので、オークションサイトで格安で購入した後期型の黒のスイングアームを取りつけてみました!メインフレームは前期型のシルバーですが、スイングアームのみ後期型の黒というのもなかなか締まって見えてかっこいいですね。
今回はひたすらばらしただけですが、ばらしていく過程で各部見てみると、思っていたよりも全体的に状態が良かったので、今後のレストアが更に楽しみになりました(*^^*)
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