私の乗っている93年式のFLSTCは中期エボリューションエンジンといわれるもので、近年のツインカムエンジンのようなバランサーは搭載されていません。そのため、高回転時はかなりの振動が伝えられ、ライダーとバイク本体に様々な影響を及ぼします。
今回はFLSTCの乗り心地に関してインプレしたいと思います。
FLSTCは振動が魅力!?
シティユースなど、回転数もあまり上がらないときはドコドコと楽しめる振動がありますが、高回転になりますと巨大な携帯電話のバイブの上にいるようで、長時間の運転で腕がしびれたこともありました。
ハーレーは振動がすごいからボルトの増し締めが必要だよ、とよくいわれますが、振動対策がなされていないエボやショベルではその増し締めの頻度も増えるはずです。
そのダイレクトに伝わる振動を好んで選ぶライダーがいるのも事実です。私もその一人です(^^)
エボのエンジンも味がある
エボのエンジンはトルクを重視していますので、坂道などは力強い加速を体感できます。一方で高回転には不向きな特性のため、スピードを重視するのには不向きかと思います。
カスタムの幅は広く、カムの変更、ミッションの乗せ換え、ギア比変更、スプロケットの変更などを行いスピード重視のカスタム車両は数多くいます。しかしその場合は、ブレーキやフォークなどにも手を入れなければならなくなるため、カスタムも高額になります。
エボが発売していた時代は、アメリカの高速道路制限速度も遅めに設定されていたようで、純正では現代のような高速巡航を想定していなかったようです。その後法整備もかわったため、近年のFLSTCなどは排気量が増し、ミッションも6速になり、高速巡航を快適に行えるように変更されています。
タンデムも快適!
私のバイクはフラットフェンダーを装備しています。フェンダーレールもカットしてあり、二人乗り使用にはしておりませんので把握しかねますが、純正仕様では快適にタンデムもできるかと思います。
FLSTC、ハーレーの中でも超がつくほどのロングランラインナップ、アメリカンロングクルーザーの代名詞であります。タンデムにもお勧めです。
他にタンデムをお勧めするならば、ツアラーのFLTRやFLHXなどがお勧めです。ツアラーモデルは、後部のサスペンション構造が違います、フレームの剛性や走行安定性なども優れていますので快適なタンデムツーリングも実現してくれると思います。
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