【総合評価】ハーレー FLSTCを所有していた感想|エンジン特性や足つきなど

私が4年間所有したハーレーのFLSTCはアメリカンクルーザーとしての確固たる地位を確立しており、長年愛されてきた車種になります。ロングツーリングを想定した積載性、長時間の運転でも苦にならないライディングポジションなど、いろいろな点で人気車種ならではの個性が持たされています。

自分のバイクはかなりカスタムされているため参考にならないかもしれません。あくまで自身のバイクでの感想になりますが、総合評価をつけてみたいと思います。

エボリューションエンジンの特性

「ショベルヘッドの荒々しさ」と「ツインカムの信頼性」の間のようなエンジンと評されることがおおいですが、まさしくそのとおりかと思います。ダイレクトに感じるエンジンの鼓動はまさしくハーレーといったところでしょうか。

ショベルほど故障はしない、ツインカムほど壊れないわけではないとのイメージですが、まさにその通りだと思います。ただ、中古車でしたので当たりはずれはあると思います。私自身も故障を経験しました。

ミッションはキックキット付きの5速を搭載しています。ノーマルのものとは違いますが、高速巡航にはあまり適していません。1990年代など、アメリカの高速道路の速度制限が80km/hだったとも聞きますので、あまり高速巡航を想定した作りになっていないようです。

このことからも、「古いバイクでトコトコ走るのが好き」という表現が出てきます。
近年のツインカムエンジン、6速ミッションの人とツーリングに行くと、笑えるほど置いて行かれます。

中期エボといわれるエンジンです。SUキャブとダイナSの点火からの低中速の粘りのある加速はたまらないものがあります。ミッションの関係で80~90km/hでの巡行が一番心地いいです。

ソフテイルは、フレーム下部のサスのため、ダイナなどのダブルサスに比べてねじれに弱いと言われています。そのため見た目はいいけど、コーナリングなどは弱いといわれがちです。これに関してはさほど気になりませんでした。そんなにコーナリングを攻めるわけではないので(汗)

またエボソフテイルのため、ツインカム以降のソフテイルに搭載されているバランサーは未搭載です。ダイレクトな振動が面白いのですが、高回転域では振動がすごく、長時間、長距離の運転で腕がしびれます。高速道路の走行時ではサイドミラーがぶれて、何も見えません。

車高や足つき性は

ソフテイルフレームですので、足つき性はいいです。
知り合いのFLSTCはダウンサスを装着して160cm前後の女性が問題なく運転しておりました。

自分のバイクはリジッドサスでシートも変更してありますので足つき性は抜群にいいです。150cm台の女性でもかかとが楽につくようにしています。

FLSTCは豊富にあるカスタムパーツと潤沢な中古車在庫で必ず満足する車両があるはずです。カスタムの幅も広く、好みの形に変えることができます。

エボリューションエンジンの場合は、当たりはずれがあります。中古で購入する際には実車をきちんとみてから購入してみてください。

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