レストア体験談①水没した友人のNS-1を譲り受け、バラしてみた

現在僕の住んでいる街ですが、以前大規模な水害に見舞われました…。友人の多くが、原付やバイク、更には車までもが水没してしまったようで、買い替えを余儀なくされていました…。

幸い僕のバイクはどれも無事でしたが、多くの友人からはバイクや原付きの廃車手続きについて相談されました。そこで考えました。

「そのバイクもらって直せばいんじゃね?」と。(笑)

ちょうどその頃、新しいバイクの購入を考えていて、燃費が良くて維持費も安い、それでいて峠やツーリングなどにも行ける、そこそこ速いバイクを探していました。少しワガママですよね(笑)

多くの原付やバイクが続々と廃車になっていく中、たまたま仲の良い友人のNS-1も水没してしまい廃車にするということだったので、NS-1なら乗ってみたい!と思い、ひとまず状態を見させてもらうことになりました!

いざ状態を見てみると、あちこちに泥や草?のようなものが付着していて、車両の状態からも、水害の恐ろしさを思い知らされるものでした。どこまで水没したのか友人に尋ねてみると、車体すべてが完全に水没してしまったとのこと…(苦笑)

ちょうどこの時、友人はこのNS-1の置き場に困っていたようで、早速譲ってもらえることになり、自宅に運び込み細かいところまで見ていくことにしました。

まずチャンバーを外しましたが、びしょぬれになるほど泥水が出てきました(笑)

カウルやステップ、ブレーキ回りなんかは水没したとは思えないほど綺麗です。

キャブも開けてみると、ボディの外側こそオイルの付着で汚れていますが、固着などもなくこちらも綺麗です。

じゃあエンジンは…?と思い、腰上から開けてみましたが、さすがにこれはもう使い物にならない状態でした(笑)

シリンダー・ピストンはともにサビで固着していて、キックを試みましたが、そもそもキックペダルすら微動だにしません。

腰上がこんな状態なので、腰下も相当ひどい状態かと思いましたが、こちらは僕の予想とは異なり、とても綺麗な状態でした。ミッションオイルこそやはり水混じりでしたが、ギアなどの部品はとても綺麗です。

とはいえ、肝心のエンジンがこの状態では、少なくともエンジンは他の車両のものを使わざるを得ませんので、程度の良さそうなものを見つけようかと思います。バイクの要とも言える重要な部分なので、これは痛い出費になりそうです…。

川などの淡水に落ちた水没車の整備は比較的簡単だと聞きますが、海水に落ちたものはサビが侵食するので、乗れる状態にするのは難しいと聞きます。

僕の場合は淡水ではありますがいかんせん泥水なので、どこまで難しいレストアになるのか未知数です…。使えそうなものだけサビや汚れなどを落として使い、走行に支障をきたしそうな部品などは程度の良い中古品や新品などに交換し、少しずつ時間をかけて徐々に組み上げていこうと思います(*^^*)

⇒レストア体験談②バイクのエンジン調達はどうする?へ続く

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