あなたはヤフーオークションを商品を落札した経験はありますか?
オークションは写真と出品者の自己申告の情報のみを頼りに入札するかどうかを決めるといっても過言ではありません。ですから、出品者の過去の出品履歴や評価が気になるところです。
個人での取引が多いことから一度トラブルになると解決に至るまでにかなりの労力を必要とします。
今回私は250ccのバイクをオークションで購入しました。今まで私が行った取引のなかで最も高価なものです。取引が完了して、実際にバイクを手にするまでは正直不安の連続でした。
もしあなたがこれからオークションでバイクを購入するのであれば、少しでも参考になれば幸いです。
通勤のためのバイク購入計画
当時私は通勤に車を利用していました。職場までの距離は18kmほどあり通勤時間は混雑する場合1時間を超えることもありました。
遅刻しそうなときや残業で遅くなった時など高速道路を利用することも多かったため、月の交通費は高速代を合わせて2万円近くかかることもありました。
あまりにもかかりすぎる通勤費と通勤時間に悩んでいた私は、バイクを手放してから15年ほどになりますがもう一度バイクを乗ろうと考え始めました。
バイクを乗っていたころの私は、自己満足のためのバイク選びをしていました。乗っていたバイクはゴールドウイングGL1500。維持費も高い非常に高価なバイクです。
今回は通勤費を抑えるためのバイク購入です。費用をかけては本末転倒となります。乗り出しまでの予算は10万円と決めました。それ以下の金額であれば言うことありません。
しかしながら、バイク屋で中古品を購入しようとしても到底その金額では買える車体はありません。そこで決心がつきました。
「こうなったらヤフオクだー!!」
競り負けた1回目の勝負
まずはバイク選びから始めます。今回のミッションは通勤費を劇的に圧縮することにあります。当然バイク選びのコンセプトも同じとなります。条件は以下の通り。
- 出品されている車体の価格が低い
- メンテナンスしやすく、部品も安価で手に入る車種
- 燃費が良い車種
- 車検の必要のない車種
- 出品者が同一県内
この条件でオークション内を検索して得た答えが、「GB250クラブマン」。オークション内での取引も多く落札価格も10万円以内で落札されていることが多いようでした。
いくつか出品されているGB250のなかから、同一県内で1週間後の落札期限のものを発見しました。
現在価格は1万円!
当然決戦は当日。いくら上がるかは10分までわかりません。
落札日当日期限まで5時間前、4万5千円まで上がっていました。ここまでは予定通り。とりあえず千円上げて入札して様子を見ました。
予算は10万ですが、メンテナンス費も入っているので、車両は6万円までと決めています。
競り合いは続き、期限10分前までに6万円を超えてしまいましたがあきらめきれずにさらに入札!
7万円に到達してしまいましたが、相手もあきらめずにさらに上昇する気配。結局この時点で終了競り負けました。
結局私と相手の2者で競りあっていたようで、7万1千円で相手が落札しました。予算オーバーだったため、ホッとしたような悔しいような変な後味でした。
2回目のヤフオクでGB250落札!
前回競り負けたのが4型GB250。同一県内の出品でこの型式はなかなかなく、後から考えると7万1千円の落札はかなりの好条件だったことがわかりました。
次の出品を探しますが、なかなかこれと同条件はなかなかありませんでした。2週間ほど出物探しに時間を費やしましたが、同じ出品者が2型GB250の出品をしていました。
出品パターンも同じで1週前で1万円からの金額。今度は逃さないと心に決めてウォッチリストに登録。
同じように当日5時間前から競り合って、今回は6万5千円で落札が叶いました。本当は6万円での落札を目指していましたが、このくらいの誤差は目をつぶることにとしました。
期待と不安の出品者との連絡
なんとか落札まで漕ぎつきました。しかし大変なのはここからです。
バイクは問題なく動く車両とのことですが実際に走らせてみるまではわかりません。実のところ今回6万円という予算はトラブルに陥った場合でもあきらめのつく金額という意味合いもあります。
バイクが壊れている。支払いしたがバイクが届かないなど最悪の事態も想定しています。このような事態になったとしても「勉強ができた。」としてあきらめるつもりでいます。
しかしながら、そうなった場合は計画そのものを破棄しなければならないので慎重に進めます。
落札時点で気になることは2点。
1つ目は、個人情報を理由として、廃車証明書を渡さずに古物商としての販売証明書を発行するとのこと。
又その販売証明書で問題なくナンバーが取れるとのことの記載がありました。問題ある場合は廃車証明を渡してくれるとのことです。
2つ目は、取引メッセージで名乗った人の名前とアカウントの名義が違ったことです。
1つ目の廃車証明書について、陸運局へ連絡して確認。やはり販売証明書では登録は不可能とのこと。その旨出品者に連絡するとあっさり廃車証明書を渡してくれるとのことを約束してくれました。
名義と名乗りの違いについては、あえて確認はしませんでした。
やり取りを進めていくうちに、車両を2千円で家の近くまで運んでくれるとのことでしたのでお願いしました。
初めての取引で不安なため、代金は車両と引き換えにしてほしいとの要請にも快く応じてくれました。
まとめ
車両引き渡し当日、ハイエースに車両を載せて出品者が現れました。
本業は、バイクの輸送をしているという方でした。とても気さくな方でバイクの特徴を説明してくれて、自分で整備したところや、未確認なところや今後の整備をしたほうが良いところなどを教えてくれました。
エンジンをかけて少し乗ってみました。大きな問題がないことが確信できたので代金を渡しました。印紙のついた領収書まで用意してくれていました。
結論として、私の初めてのバイクのオークションは大成功と言えるものでした。
私の要望はほぼ叶いましたし、トラブルもありませんでした。GB250はいまも元気に通勤の足として頑張ってくれています。
オークションは決して用心を怠ってはいけませんが、得たものは大きかったです。これを読んでいるあなたもぬかりなく頑張ってください。
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