今回は中古でヤマハTW200を探すときの選び方と、見ておくべき注意点を紹介します。
ヤマハTW200は、1987年4月に最初のモデルが発売され、2000年にはセルスターター標準装備、セル付き、丸目ライト、ロードタイヤとなったTW200Eにモデルチェンジしました。
ストリートカスタムも大流行し、2000年、ストリートカスタムされたTW200にキムタク乗るの月9ドラマが放送されると、納車数か月待ちとなるほどの社会ブームとなりました。
2002年に排気量がアップしたTW225Eが発売され、2008年の生産終了まで、20年近くのロングヒット商品であるTWは、それゆえに中古も多く出回り、程度もピンキリとなっています。
参考になればと思い、中古での見るべき点をまとめました。
Contents
現在の中古車相場
TW225Eも含めると、全体的な相場は20〜25万といったところです。TW200Eや角目ライトにブロックタイヤのTW200(初期モデル)となると、もっと安く、10万以下のものも見受けられます。
しかしTWは、最初に書いたように、カスタムベースとしても大流行したので、カスタム車も市場に多く出回っています。
その程度はノーマル以上にピンキリなんですが、ひとつの目安として、カスタムなのに高額な場合は程度のよいもの、カスタムで安価なものは程度自体が怪しい…と考えてよいかと思います。
購入前にココを確認!トラブルが多い箇所など
TWを選ぶ際、ノーマルがいいのか、カスタム車がいいのか、自分でカスタムしていきたいのかによって選ぶ箇所は違ってきますが、バイクとしての性能を見た場合、ある程度絞られてきます。
お店に並んでいるものは当然洗車してますのでキレイなんですが、あまりにピカピカな場合はちょっと注意です。
オイル漏れの前歴があるバイクは、そこが真っ黒に汚れていますが、オイル汚れは洗剤でキレイになっちゃうので、不自然にキレイなものはお店の人に聞いたほうがいいですね。
エキパイやサイレンサーも確認しよう
また、単気筒小排気量である為に、マフラー交換が素人でもできてしまうんですが、取り付けが悪いとエキパイ取り付け口が歪んだりしています。
エキパイ、サイレンサー結合部など、エンジンをかけてみてからよく見てみましょう。排気ガス漏れは論外だとしても、パクパクと何か動いているなら取り付け不良かも知れません。
オイルやガソリン漏れにも注意!
カスタムとしては、ローダウンも流行りました。前後のサスをストロークしてみて、抜けやヘタリがないか確認しましょう。
また、フロントフォークは、点錆がないかも確認ですね。野外駐車のバイクだと、ここの錆でオイル漏れしているケースも結構あります。
キャブが小さいので、目詰まりからのガソリン漏れも多いです。キャブ下側が茶色、あるいは不自然にキレイなものはガソリン漏れ経験車の可能性があります。
特にパワーフィルターを付けているとセッティング自体が狂っている可能性がありますので、お店に購入後のメンテが可能かどうかも聞いておきましょう。
カスタムバイクには注意して選びましょう!
TW200はずっとノーマルだったのなら本当にトラブルがないバイクなんですが、カスタムブームの中で素人処理のものも少なくないのが現状です。
単に販売価格だけでなく、その後のメンテ対応がどうか?という点も確認しておきましょう。
20年近くのロングヒットモデルとなると、本当に色々なタマがあります。特にTWはストリートカスタムブームの火付け役ということもあり、大小様々な改造があったバイクでもあります。
完全にオフロードな初期型から、街乗りストリートバイクとして人気を博したEタイプまで販売されましたが、さすがに初期はそろそろエンジン自体の寿命かも知れません。
販売終了からもそろそろ7年ですので、年式が古く安いタマはそれなりの理由があると思いましょう。
コメントを残す