皆さまはスズキのDR800Sと言う名のバイクをご存じでしょうか?
DR800Sは別名を『ファラオの怪鳥』と称されている、市販車世界最大の単気筒のエンジンを搭載した空冷のバイクです。
もう、世界でも数えるほどしか残っていない珍車ではありますが、今回は私の乗るこの怪鳥の燃費について書きます。
本題の前に・・怪鳥Tips
スズキが怪鳥の開発段階で単気筒・空冷を採用した一番の理由は、エンジン周りの軽量化です。
その事によってレース時の取り回しの良さと共に、燃費の向上が期待されておりまして、実際にこの怪鳥は故・ガストンライエのライディングによりラリー界で大活躍をしたバイクなのです。
YouTubeで「DR800S」と検索をすると、多くの実際に走行をしている動画の出てくる、ダートでは栄えるバイクの一台だと私は思っています。
(一般道では・・・単気筒の振動と大きなエンジンなのに空冷故に・・・な面はありますが 笑)
気になる燃費は・・?
怪鳥は僕の知っている範囲では、当時の他のビッグオフロードバイク(現在ではアドベンチャー系と呼ばれてます)の中では燃費は一番でした(アフリカツインなどと比べても1割〜2割は良かった)。
その燃費は・・
- 都会の街中で18キロ/L
- 高速を100キロ前後の巡航で19〜20キロ/L
- 北海道のような信号のほとんど無い平野部で21キロ/L前後
- 山間部でも19キロ/L前後でした。
あれれ?
どこを走っても大差が無いなぁと思われるでしょ?
でもこれは本当で、現在78000キロの私の怪鳥で実際に計測し続けていてこれなのです。
現在の78000キロ走行までには、マイククロン処理をしたり、フューエルワンを投入したりしましたが、エンジンフィーリングが良くなったり始動性が良くなったりはしたモノの、不思議なくらい燃費は安定していました。
蛇足ではありますが、フラットダートを走って18キロ/Lくらい。ガレ場でローとセカンドのみで走るようなところですと13キロ/Lくらいです。
私、この巨体で林道に入って行くのです。もちろん、複数人の仲間がいる時のみなんですけどね。どこだって入っていける楽しさもあって、怪鳥を気に入り、ずーっと大切に(?)乗り続けているのです。
怪鳥データ
DR800S 車重200キロ(車検証より) 779cc 空冷(油冷)タンク容量24L 54馬力 私のは1998年式
自慢:現在アドベンチャー系で世界的に流行っている「くちばし」を一番に採用したこと(なので、鳥と言うあだ名が付いた)。
私の困り事:単気筒の振動故に精密電化製品(ナビやETC等)が2年周期で故障(交換)をすること。
最新のバイクの燃費から見ると良くない印象ですが、当時は素晴らしい燃費だった怪鳥なのでした。
身長の高い人が羨ましいですね。
私は、チビで短足ゆえに、オフ車はセローやSL230に跨るのが精一杯です。
ビッグオフに憧れてますが、夢の夢です。
怪鳥はシートの肉が厚いので、アンコ抜き+ハンドルを背の高いものにして人寄りに倒せば165センチくらいでも乗れると思います。
ファラオラリーでDRに乗って優勝したガストン・ライエはたしか、163センチくらいだったと思いますし・・・。
是非、怪鳥の世界へ(^^)v
怪鳥同盟という会もあります(笑)
怪鳥同盟って未だ活動してるんですか?。
私の天涯と道内を回ったのを思い出しました、ずっと以前です懐かしいなぁ。