GPz750の中古車購入時の注意点|失敗しない選び方を紹介します

一時期所有していたGPz750はかなり古いモデルなので、これから購入する方は中古車になると思います。

ただ、中古車の場合は適当に選ぶと後悔する買い物になる可能性もありますので、今回は私が実際に購入した時の経験と、GPz750を所有していた経験を元に中古車購入時の注意点を紹介します。

■タマ数は少ない

1990年代に750ccの国内自主規制がなくなってから、ナナハン(750cc)は中型クラスと認識されています。したがって、750Rが発売された1980年代に比べて、人気は下がっていると言えます。

同じナナハンクラス断然人気があるのは、4本マフラーのCB750FOURシリーズとZ2であり、それより少し下がってCB750Fシリーズ、KATANAです。

750Rは、1991年に900Rの国内向けモデルが発売されたこともあって、人気もタマ数も減少してしまいました。同じKAWASAKIの900Z1と750Z2がそれぞれ高い人気を維持しているのに対し、750Rは900Rの陰に隠れてしまった感じがします。

したがって、今では750Rの個体を探すことは、なかなか難しそうです。

■カスタム車両が多い

また、900Rも750Rもカスタムベース車として非常に人気があり、マフラー、エンジンスタビライザー、オイルクーラー、バックステップ、アップハンドル等をつけて楽しむ方が多いです。

すると必然的に走り込んでいる車両が多くなります。ノーマルのまま残っているのはあまりないかもしれません。

カスタム車両が多いですから、購入するにあたっては、車体全体の印象はもちろん、仮にマフラーが交換されていればノーマルマフラーがあるかどうかもチェックしておきたいものです。カッコいいマフラーだったが、車検に不適合だった、なんてこともあり得ますから。

また、チェックしておきたいポイントとしては、エンジンの異音、オイル漏れ、ステアリング周囲のガタ、リアサス(1本です)はヘタっていないか、などです。

750Rの中古車で特に多い症状は、カムチェーンがゴロゴロと異音を立てることで、すぐに支障はありませんが、長く乗っているとエンジンを傷めます。テンショナーで調整します。

私が持っていた車両は、ヒューズ切れでタコメーターの針が動かないことがありました。古いバイクを購入する際は、細かい部分にも注意したいものです。

■アンチノーズダイブ機構に注意

またこの時代のバイクに特徴的なメカとしては、アンチノーズダイブ機構があります。これはフロントブレーキをかけたとき、フロントフォークオイルの流れを遮断してバイクの姿勢変化を抑えようとするものです。

それが750Rにも装着されていますが、メカニズムが複雑なため、機構そのものが壊れている、あるいはオイルが漏れて作動しない、などが考えられます。

今では、この機構を持つ国産バイクはほとんどなくなってしまいました。時代の流れとも言えますが、機構が複雑であるために、故障した場合はちょっとやっかいかもしれません。

今では、ネットオークションに車両が出ることもありますが、事前にご自分の目で、実車を確認するのがベストです。

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