スーパーカブ50の燃費は悪い?所有者の生の声と燃費向上策を紹介

スーパーカブ50は、おそらく市販されている乗り物のうちでは、最高レベルの燃費を誇る乗り物です。

エンジンを搭載した乗り物には、車やバイクがあるわけですが、当然ながら排気量が少ないほど燃費は良くなります。となると、50ccのバイクが最も燃費がいいことになり、さらにその中でスーパーカブ50(以下「カブ」)は最も燃費がいいバイクです。

■世界最高レベルの燃費

カブの燃費については、製造元である本田技研のホームページに記載されています。それによると、スーパーカブ50の燃費は、驚くべきことに110.0km/L(30km/h定地走行テスト値)です。

ただしこれは定められた条件による測定値であり、一般的使用においてはそこまでは伸びません。

■乗り方による変化はあまりない

カブの最大排気量は110ccですから、高速道路や自動車専用道路は走れません。
となると、一般道を走行した場合の燃費となりますが、大まかに言って、およその燃費は60km/リットルぐらいです。

ここまで良くなったのにはきちんとした理由があり、燃料のFI(フューエルインジェクション)化によるところが大きいです。これは、車体に内蔵されているセンサーが気温、湿度、大気圧等を感知し、最適量の燃料を噴射するというシステムです。

FIは、冬季に燃費が悪化する傾向にありますが、それでもリッターあたり50kmは優に走ります。

また、バイク自体の性格として、エンジンをブン回して乗ったり、高回転をキープして峠を攻めたりするバイクではありません。通常の使用方法としては、買い物や配達等で街をのんびり乗るのがメインですから、自ずと燃費はよくなります。

■燃費向上で工夫したこと、工夫できることなど

燃費をよくするためには、まず暖機運転を少なくすることで、最近のトレンドは、暖気は短めにして走りだし、最初は低回転キープで走るというものです。

また、長い信号待ちではこまめにエンジンを止める、不要なアイドリングはしない、などの工夫で、燃費は10%は良くなります。

■エコマイレッジチャレンジ

製造元のホンダでは、「エコマイレッジチャレンジ」という名前で、1リットルのガソリンで最大何km走れるかを競う競技があります。もちろん最有力候補は、カブですね。

我はと思う方は、これにエントリーしてみるのも楽しそうです。高校生クラスや専門学校・大学生クラスなど、クラス分けも幾つかされていますから、チームで出る方も多いようです。

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