250ccクラスのバイクは基本的に燃費も良く、走りもまずますといった所ですが、今回はユーザーならではの視点でホンダ GB250クラブマンの燃費について、詳細に触れていきたいと思います。
① タンク容量
満タンで17Lと意外に大容量ですが、ガソリンゲージがないので給油のタイミング走行距離で判断する必要があります。
そこで、色んな場面での燃費を紹介していきたいと思います。
② 燃費
カタログ値では58㎞/Lとありますが、実際には30㎞/L辺りが平均かと思います。高回転エンジンを搭載していますので、乗り方によって大きく左右されるのではないでしょうか。
例えば農道や林道など快適に走行できる場所であれば、6速走行で回転数3,000rpm以内の走行が可能ですので、実燃費はかなり良い方向になると思います。
逆に街乗りでの停発進の繰り返しや、高速道路など高回転域での連続走行などでは、やはり燃費が悪くなってしまいます。私個人のデータではありますが、各燃費については以下を参照ください。
農道や林道など快適に走行できる場所・・・34km/L
街乗り・・・・・・・・・・・・・・・・・31km/L
高速走行時(平均120km走行時)・・・・・29km/L
年式が古く車体の状態やもともとの個体差、1型(ツインキャブ仕様)と2型以降(シングルキャブ)での差などあるかとは思いますが、私の場合エンジンの載せ替えを行っていますが、新旧のエンジン共にほぼ同じデータとなりました。
③ 燃費向上への対策
アーシングやプラグ関係、エンジン強化剤など、レスポンスアップと称されているような部材での効果は残念ながら得られませんでした。また、社外マフラーや社外エアクリーナーでの効果も基本的にトルクへの影響はあったとしても、燃費に直結するような感覚はありませんでした。
GB250は250ccクラスの中では30ps/9,000rpmと出力が高く低速域に余裕がある事、更に単気筒エンジンであり車重が軽い事など、もともと燃費の良いバイクと言えます。
ここで燃費に差をつけるのであれば、キャブ交換やスプロケットの丁数変更など機械的に可能ではありますが、1番は乗り方ではないでしょうか。
先にも述べた用に、高回転エンジンだからこそパワフルな走行が可能ですが、逆を言えば少しパワーを抑える事で低燃費車へと変化するとも言えます。
シフトチェンジを面倒とは思わずに、通常走行では6速を使用する事を心がけるだけで、③で紹介している様に燃費は大きく変化してきます。
また、カスタムにも注意が必要かと思います。このサイズの車体に取り入れたいカスタムの1つとして、タイヤのサイズアップがあります。
後ろから見た感じでタイヤが太いと存在感がありますので、私も以前は取り入れていましたが、路面との接地面積が増えれば、当然燃費にも影響してきますので注意が必要です。
④ まとめ
一度の給油で満タンにしておけば、高速走行や街乗り、アップダウンの多い道など、どの様な道を通っても400km以上は走れます。
なので近県はもちろんですが、県内でも殆ど給油を心配する事なく走る事が可能で、地方に出かけてガソリンスタンドを慌てて探すといった心配がなくなります。
燃費を向上させる為に改造費をかけるのではなく、普段から乗り方に気を付けていれば、力強い走りと高燃費を両立させる事ができるバイクだと思います。
4型 最高燃費キャプトンマフラー 通勤一般道 46km/L
平均燃費 スーパートラップ 皿6枚 通勤一般道 36~40km/L
オイル交換 1500km毎
使用オイル HIVI GR3 10w40
常用回転数 上り坂 4000/4500rpm 坂の勾配に応じて5 4 3速小まめなギヤ選択
平地 下り坂 6速 3500/4200rpm
走行距離 49000km