今回はHONDA CBR400RRの乗り心地についてお話したいと思います。
いまや絶版になってしまった400ccレーサーレプリカのうちのひとつで、同年代の他車種と比べて扱い易いと言われる本車種。実際に所有していた経験からいくつかお話します。
Contents
バイク自体の乗り心地について
スポーツバイクを乗ったことがある人にとって、乗り心地というものは評価基準にはならないかもしれませんが、様々なステージを走る上で乗り心地はとても大切なポイントであると思います。
このバイクはレーサーレプリカの中では比較的マイルドな特性のバイクであり、TZRやNSR、VFR、RVFといった同年代のバイクに比べて乗り心地は比較的良いのではないかと思います。
足つきの良さに加え、レーサーレプリカとしては比較的シートのクッション性も良く、長時間の運転でもお尻が痛くなりにくいと思います。
街乗り時の時はどうか?
フロント:120/60-17 リア:150/60-17というタイヤサイズにより街乗りでも安定しており、安心して走行出来ます。
安定した車体によりギャップでの挙動も穏やかであるため、街中でもそれほど気を使わずに乗り回せるのではないかとおもいます。
足つきの良さも街乗りでの乗り心地には重要なポイントであるとおもいます。
遠出したい場合はどうか?
少々の遠出に関しては問題ない乗り心地です。
セパレートハンドルによるライディングポジションがあまり長距離走行に向かないことはありますが、車体剛性の高さや前後サスペンションの出来も良く、少々の路面でもしなやかに吸収してくれるため安心感があります。
またピーキーな特性のエンジンではないため、長時間のライディングでも疲れにくく、振動も少ないので、手のしびれを感じることは少ないと思います。
高速道路や坂道ではどうか?
個人的には快適なバイクであるとおもいます。
本来ワインディングロードが得意なバイクだとは思いますが、十分にパワーがあるため高速道路での巡航でも非常に楽であるとおもいます。
高架での継ぎ目も車体の良さから、気になる場面はあまりありません。追い越し加速時には1段ギアを落とす必要な場面もあるかもしれません。
坂道に関しても低速域からなめらかにトルクが出るエンジンのためシフトチェンジに悩む状況はあまりないのではとおもいます。
スピードを出したい人にとってはどうか?
現代のスーパースポーツやメガツアラーと比べると直線の圧倒的なスピードは見劣りしますが、日本の道路事情内で楽しむ分にはスピードが物足りなくなることはないとおもいます。
最高速度は180km/hでスピードリミッターがかかってしまうため、本格的なロードコースを走られる方にとっては対策が必要です。
タンデムしたい人におすすめか?
このバイクでのタンデムはあまりオススメしませんが、基本的には問題ありません。後に乗られる方は掴まる場所があまりないため、タンクに手を着くようにすると安定します。
CBR400RRよりもタンデムにオススメの車種としては、CB-1やCB400SFであれば同じような乗り心地で、よりタンデムがし易いとおもいます。
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