過去から現在に至るまで、スズキ DR800Sは世界的に見てもかなりマニアックなバイクです。
今では流行となったクチバシスタイルを1980年代に採用されていて、大手バイク量販店ではペリカンと呼ばれていたユニークな形状です。
今回はそんな愛すべき怪鳥を中古車で購入する時の注意点を紹介します。
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怪鳥に向いている人の特徴
1.目立つことが好きな人にも最適の一台
誕生以来、その独特の形からDR800Sは怪鳥と称されて、今もマニアックなファンが世界中にいます。
YouTubeで検索してみてください。
怪鳥乗りの人たちが嬉々として集まっていたり走行会をしている画像は他のバイクではなかなかありませんよ。
もちろん日本の中にもファン達がいて、その人達は怪鳥のクラブも作り交友をしています。怪鳥乗りの人たちの中ではこのバイクを一台・二台と数えずに1羽・2羽と数える人もおられます。
2.フラットなダートや林道を走りたい人、キャンプ場内の移動を楽にしたい人にもお勧め
バイク雑誌などのミーティングに行くと雑誌社の人からもほぼ声を掛けられる希少種です。さらにベテランのオフローダーからも声を掛けられる一台である事も間違いありません。
怪鳥の本領が発揮されるのはダートで、ここでは新型車も顔負けの走行性能を発揮します。
この軽量・スマートな車体とマイルドなエンジンは、オフロードバイクで林道を走ったことのある経験者ならばフラットなダートならば楽々と走れます。
お店選びのポイント
これは、どのバイクでも言えることですが、自分の相性と合うショップを選ぶことが一番です。
その上で、ではありますが怪鳥は古いバイクなので部品の供給もなくなりつつ有る事を踏まえて、整備力があり、部品などの修理能力の高いところをお勧めします。
怪鳥は中古車市場を見回してもたまにしか出てこない一台でなので、販売店自体は多くの選択肢はありません。
ですが、購入をするショップか又は整備をお願いする予定のショップをしっかりと見定めておくことが古いバイクと共に長く走るためのコツであると思います。
もし、行きつけのショップがあるのならば、怪鳥を購入したいのだが、と一度相談に出向かれるのも良いと思います。
乗り手を選ぶバイクだからこそ魅了される
怪鳥は乗り手を選ぶバイクだと思って頂いて間違いありません。万人受けするバイクでは無いのです。
このバイクはシートが高い位置にあるので、身長170センチ以下の人ならばシート加工をしたり、靴底の厚いライディングシューズを履くなどの対策をされた方が良いでしょう。
ダートでは軽量・スマートな車体が活てきますが、高速道路では250ccのトレール車よりかはましですが、安定性に欠ける面はあります。
また、馬力が低いので加速やスピード感による爽快感は感じにくいかもしれません。振動も多いです。
といったことから快適さの面では、今時のアドベンチャーバイクとは雲泥の差があります。
でも怪鳥は味のあるバイクです。
まさにオフロードのオートバイと言う感じなのです。
オフローダーやビッグオフロードバイクに興味のある方でしたら、怪鳥に跨がったら何かを感じ取っていただけると思います。
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