スーパーカブには50ccから110ccまで幾つか種類がありますが、ここでは、代表的な50ccの中古車選びについて解説します。
■バイクの選び方
まず大切なことは、スーパーカブは排気量が少ないために、中古車として購入する場合、エンジンを酷使されてきた個体が多いことに注意しなければなりません。
なぜなら、50ccの制限速度は時速30キロですが、排気量そのものが少ないために、走るときにはどうしても高回転まで上げてしまうからです。
これが250cc、500ccと大きくなれば低速トルクがあるためにあまり回転を上げなくても十分走れるのですが、いかんせん、小排気量車ではなかなかそうもいきません。
ネット等で調べると、中古価格は1万円代から新車価格に近いものまでいろいろありますが、スーパーカブの中古車を購入する際には、できるだけ走行距離の少ない個体を買うのをお勧めします。したがって、程度のいい車両を買えば、必然的に価格も上がります。
■転倒歴などはあまりない
またバイクの性格上、限界までコーナーリングを攻めたり、サーキットを走ったりするような用途には使われていませんから、転倒歴等はあまり気にしなくて良さそうです。そういう意味では、フレームの歪みやステアリングヘッドのガタ等はあまり気にしなくていいでしょう。
その反面注意すべきことは、長期間エンジンオイルを交換せずに走行してきた車両が多いと推定されることです。したがって、エンジンの異音や白煙、オイル漏れ等はよくチェックしたいものです。
■知り合いから買うのもよい
またスーパーカブは、新聞配達、牛乳配達、郵便配達等に使われるのはよく知られているところです。
ということは、それら事業者はカブを定期的に買い換えていますから、もしそれらの方がお知り合いにいれば、中古車として購入したいと持ちかけてみるのもよさそうです。
配達に使っているカブは、エンジンのオン・オフをあまり頻繁にせず、長時間乗ることが多いですから、エンジンの熱変化が少ないためにそれだけ長寿命になります。また、知り合いから買うという点でも安心できますよね。
■値段交渉術など
交渉の方法は、他のバイクと同じです。
ただしライバル車はあまりありませんから、他店の価格を引き合いに出して交渉するのがいと思います。
またお店についても、信頼できるところを選べば、納車前整備等も一通りきっちり行ってくれますので、安心できますね。
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