☆バンディット250の乗車感覚
バンディットの車体に跨ってハンドルを握った時、セパレートハンドルだからだと思いますが、やや前傾に感じます。ですがさほどキツくはなく、身長の高い方なら背筋が伸ばせると思います。
車幅は広めですが、タンクとシートの部分は割と絞れているので跨りやすく、ニーグリップもしやすいです。
特にコーナリング時では 高回転エンジンのおかげで瞬時にパワーとスピードが出て重力を受けますが、しっかりグリップすれば車体ごと寝かせて回りやすいです。
振動はそれなりに感じます。5000回転を超えるとハンドルにじわっと響いてきますので、クッション性のあるグローブの着用をおススメします。
☆ネイキッドバイクの宿命 ―防風について
防風性能が何もないネイキッドタイプのバイクですから、運転中は風圧をモロに受けます。
街乗りやのんびり走る時は殆ど気になりませんが、100㎞/hを超える高速を出す時はちょうど平べったいタンクに胸部をつけるくらい上半身を伏せると幾分緩和されます(ただ、それが長いと確実に疲れてしまいます)。
ツーリングに出る時や高速道路を走る時は少なくとも長袖のライディング用のジャケットは着用しておくと良いと思います。
☆レスポンスがよいからリズムも良い!
バンディットはレスポンスが良く、少し回しただけで簡単に回転数が上がりドカンと加速が出ますので、とにかくアクセルワークが楽しかったです。
峠などカーブが連続するところでオン・オフを繰り返すたびボンッーボッ、ボンッーボッ、という音を刻んで小気味よく、しっかりスピードの加減速が出来ました。楽器を奏でている感覚に似ていると思います。
また、バイク初心者の方~慣れた方まで充実した走りが出来て楽しいバイクだと思います。
☆タンデムについて
タンデムは運転手にも、乗せてもらう側にもなった経験がありますが、どちらも特に不安を感じることはありませんでした。ただ グラブバーが無い分、気になったことがどちらの側でもあります。
その代わりにシートの全席と後席の間にあるバンドを握れるようになっていますが、正直頼り甲斐はありませんし、伸びたら? 切れたら? という考えもよぎります。
なので前席ではわたしの両肩を掴んでもらい、後席では運転者の両肩を掴んでいました(本当は両手でおなかを抱える感じです)。
上記の条件で運転手側としては、もともとの乗車姿勢がやや前傾している分、停止時に後席者の重量(G)を受けやすいことです。
ブレーキングはポンピングでゆっくり、ソロよりも少し長い距離をかけて止りました。
後席者としてはやはりブレーキ時に運転者に自分の体重がのってしまうことや、運転自体を妨げていないかと思ったことです。どちらも重大な事ではないのでグラブバーさえあれば、といったところです。
タンデムでバンディット250と比較するとしたら、ホンダ 「ホーネット」で、後部にグラブバーがついています。
他、同クラスのネイキッドはカワサキ 「バリウス」も種類が様々ありますので検討できるかと思います。
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