私が所有していたカワサキ EX500は一言で言うととてつもなく扱いやすいバイクでした。今回はユーザーインプレッションということで、EX500の総合評価を紹介していきたいと思います。
正直、このバイクを買うつもりはなく、偶然というか、このバイクしか入手できずに、ある意味仕方なく購入したバイクでしたが、乗ってみると好印象のバイクでした。
身長165cm、体重55kgの私にとっての初めてのバイクでしたが、重い、扱いにくい、と感じたことはありませんでした。2回ほど立ちごけをしましたが、街乗り、ツーリング、高速のすべてに対応できる良いバイクだと思います。
・車高・足つき
シート高が77.5cm、重量が176kgと比較的足つきもよく、軽いバイクです。米国で乗っていたので、駐車時など狭い駐車場で何度も切り返すという経験はなく、また日本の路地のような狭い道もほとんどないので、取り回しや小回りの良さについては、実感することなく乗り過ごしてしまいました。
ただ、今乗っているバイクなどと比較して考えると、それなりに小回りも利き、取り回しもしやすいバイクだったと思います。
・最も気に入っている点
スピードを出せば出すほど、バイクと自分の体が一体化していくような感覚を味わえるところが気にいっていました。ウィンドシールドの角度のせいかもしれませんが、風の流れによってスピードを出すほど、体をバイクのタンクに寝せていくような感じになり、心地が良かったです。
参考までにこのバイクで私が出した最高スピードは時速115mile(約時速184km)です。あまり車体のブレなども気にならなかったです。
・満足度
私はこのバイクを新車で3600USD(当時のレートで約43万円)で購入しました。
保険は年間200USD(約2万4千円)で購入しました。通学、買い物、ツーリングのすべてにストレスを感じることなく利用することができたので、大変満足しています。初めてのバイクだったので、手放す時はとてつもなく悲しかったことを記憶しています。
・マイナスな点
あまりマイナスと思ったことはないのですが、ギア落ちをすることがよくありました。初めてのバイクだったので、最初の2回、3回のギア落ちにはびっくりしましたが、その後は慣れてしまったので、問題ありませんでした。
また、当時のバイクはみんなそうだったのかと思いますが、給油警告灯がありませんでした。ですので、走行距離とガソリンのリッターを常に気にしながら乗らなければいけませんでした。
当時はそれがある意味当たり前だったので、ほとんどストレスにもなりませんでしたし、ガス欠でガソリンスタンドまで押していかなければならない、という経験もありませんでした。
現在のEX500はどのような仕様になっており、どのような乗り心地になっているのかわかりませんが、街乗り、長距離、買い物など、すべてにストレスフリーで乗ることができる、乗りやすいバイクでした。スピードもそれなりに出るので、初心者にとってもベテランにとっても気軽に乗れるバイクではないでしょうか。
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