【ユーザーインプレ】ドゥカティ848EVOの総合評価を詳しくレビュー

インプレ車種: DUCATI SBK 848evo

片持ちスイングアーム、1000㏄以下、1098系デザインと美味しいところを大量に盛り込んだマシン。

発表当時、「こんなの待ってました!」と意気込んだのをよく覚えています。

ドゥカティ848EVOの特徴

特徴としては、前述していますが改めて箇条書きにしますと、

●片持ちスイングアームで美しい
●1098系のデザインの廉価版(価格が安い)
●まさかの湿式クラッチ
●1000cc以下ということもあり維持費が少し安い

といった感じです。

デスモドロミックの独特のエンジン音とSBKの佇まいは所有欲をかなり満たしてくれます。

購入費や維持費に関して(評価☆★★★★)

車両金額は装備内容やデザインから言えば安い方かと思います。
ですが、国産の600cc SSに比べれば30~50万円ほど高額なバイクになるので即決は難しいかと…。

維持費に関しては特別「ここが高い!」ってことは無いのですが、ベルト駆動という特徴からエンジンのメンテナンスサイクルは通常のバイクより短いものになっています。
(目安として10000km毎のチェックがお勧め)

調整、若しくはベルト交換が必要になるのでそこが少し費用が掛かる点です。それ以外は通常のスーパースポーツ車両と変わりはなかったです。

※1年間の維持費 参考費用(年間10,000km 走行 + サーキット走行会 2回参加)
エンジンオイル交換 ⇒ MOTUL 300V 4L 15w-50 ×2 = \25,000
フィルター交換 ⇒純正 x1 =\3,000
1年点検費用 ⇒ \30,000
タイヤ交換 ⇒ ロッソコルサ \50,000
(注意:購入店などで金額は変動します。)

維持はしやすい?(評価☆☆★★★)

スーパースポーツ系の車両になりますので、使用条件にもよりますが定期的なメンテナンスが必要になります。そういった意味では「乗りっぱなし」が難しい車種になります。

また、外車ですので純正部品の到着が遅かったり適合パーツが少なかったりするので国産車両に比べて「整備待ち」が多くなると思います。

維持費という観点ではそこまでデメリットにならないのですが、トラブルがあった時「すぐに直らないかも」ということがある点を考えると、「少し維持しにくい」のかもしれません。

トラブルというイレギュラー事案を除けば、特別維持しにくい条件などは無く「普通」といった感じです。国産スーパースポーツを維持できているのであれば問題なく維持できると思います。

乗りやすさは?(評価☆★★★★)

スーパースポーツ系としてはとても乗りやすいです。サーキットではなく公道向けにモディファイされたモデルのお蔭か、ハンドリングは軽やかで思い通りに操舵を切ることが出来ます。

ツーリング~走行会レベルのサーキット走行までは純正の装備のままで楽しむことが出来、とても楽しいです。

それ以上のハイレベルな走行もタイヤを上位モデル(ハイグリップ)に交換することで十分耐えうる性能を孕んでいます。

低速での取り回しは「SSとしては」しやすいです。ネイキッド系車両やツアラーに比べれば取り回しは難しいのは言うまでもありませんが…

足つきは?(評価☆☆★★★)

筆者、163cmの男性ですが両足つま先立ちといった感じです。ツインなので車両は細くシート高の割に足つきはいい方だと思います。

また、かなり軽いバイクなので片足でもついていれば不安は無いかと思います。

女性にも人気のバイクですから、片足でも地面につくようでしたら問題無いかと思います。

購入を検討している方々へ(総合評価☆★★★★)

「スーパーバイクは高そう」「維持費が…」「セパハンで乗りにくそう」などなど。ネガティブなイメージが多いかと思いますが、そんなことはありません。

848evoというドゥカティのバイクは懐が深く、どんなシチュエーションでも楽しめるバイクなのです。

「私、ツーリングしかしないしスポーツ性能は…」と言う方にもおすすめです。軽さ、馬力、トルク、スタイル、全てが「ちょうどいい」バイクなのでストイックな乗り方をすることもなく気軽に乗れます。

ステップアップしてきて「サーキットも走ってみたい!」となればそれにも応えてくれるバイクです。

憧れのイタリア車の入門バイクとしては最高の1台となると思います!
まずはお近くのディーラーへ行き、市中在庫を検索してもらいましょう!

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