今回はドゥカティ 848EVOの乗り心地や乗り味に関してユーザーインプレを紹介します。
先に結論からお伝えすると、848evoの乗り心地は一言で「悪い」です。
というのも、スーパースポーツバイクなのでサスが固く、路面の情報がもろに伝わってしまう為なのでこのジャンルで言えば「普通」です。
乗り味については、「楽しい」の一言に尽きます。操作する楽しさが詰まったバイクだと感じました。
Contents
【バイク自体の乗り心地について】
Case.1 街乗りの場合
ドゥカティ 848evoというスーパースポーツ系のバイクとしては「普通」なのですが、街乗りはあまり快適ではありません。
理由としては、スポーツ性能を優先したサスペンションやエンジンの特性上、街乗りの低速域での移動や変化する路面状況(荒れてたり、デコボコしてたり)を走行するには適していないからです。
また、セパハン特有のハンドルの切れ角が少なく小旋回が苦手になるので、Uターンなど慎重になります。
他にも、高回転エンジンの為、坂道発進などをする際は慎重にクラッチを繋ぐ必要があります。これらの理由から他のネイキッドバイクや、ツアラーに比べると「悪い」と評価をせざるを得ないですしょう。
Case2. 遠出をしたい場合
ツーリングには向いているバイクだと思います。片道250km(合計500km)のツーリングを何度も行いましたが、特別疲れることも無く快適に走行できました。
とはいえ、長距離運転はバイクの性能云々よりもライダーが慣れているか否かになってくるので、参考になりにくいとは思いますが。(笑)
それでも、高速道路では巡航速度が上がり運転が楽になりますし、ワインディングは本来のスポーツ性能を楽しむことが飽きません。
1つ遠出に不向きな点と言えば「積載性がほぼ皆無」という事です。これはスーパースポーツ系のバイクなら仕方のない事なのですが、とにかく積載できません。別売りでシートバックかタンクバックを買うか、リュックを背負って走る必要があります。
それ以外については概ね不満はなく、楽しく乗り続けられます。
Case3. スピードを求める場合
筆者はサーキットによく赴くので848evoというバイクに乗っていました。
最高速度、という意味では1000cc OVERのバイクに負けるところではありますが、初速~中速までの立ち上がりの速さ・扱いやすさは抜群に良いのがドゥカティ 848evoです。
最高速度は260km/h前後、100km/hまでの加速も十分にあり鈴鹿サーキットでも楽しく遊べます。300km/hのバイクに乗りたい!という方は素直に隼を購入してください(笑)
ドゥカティ 848evoはサーキット始めてみようかな?というユーザーにはおススメのバイクです。
Case4. タンデム走行の場合
タンデム走行は快適性皆無です。(キッパリ)
タンデムシートは薄く、狭く。掴むところはほぼありません。また、タンデムステップの位置が微妙に高いので膝をかなり曲げた状態で乗車することになります。
一度だけタンデムをしましたが、タンデムした友人は「ジェットコースター並みにスリリングで体に負担がかかる」と鼻水を垂らしながら言っていました。(笑)
スーパースポーツ系のバイクはタンデムに向いていません。もし、タンデムも含めて楽しみたいというのであれば同じドゥカティではモンスターやムルティなど別ジャンルのバイクをお勧めします。
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