スーパーバイク最高峰のドゥカティ1299 Panigaleは「速さ」に焦点を当てたスポーツバイク。
その性能は比類なき程の高性能っぷりですが、その反面犠牲にせざるを得ない部分が多々あることは火を見るよりも明らかです。乗り心地などをシーンごとに紹介していきます。
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【バイク自体の乗り心地について】
Case.1 街乗りの場合
まず、申し上げておきます。街乗りには不向きです。(笑)
ドゥカティ 1299 Panigaleは冒頭にあるように最高峰のスポーツバイクです。コンセプトとして想定されている走行シーンは「サーキット走行」になります。その為、街乗りはお世辞にも乗りやすいとは言えないのが本音です。
特に低回転域では扱いが難しく、クラッチ操作が乱雑ですとすぐにエンストしてしまいます。これは交差点などでは注意して操作しなければならない点で、筆者もよく交差点内でエンストを起こしてしまう次第です。(笑)
エンジンはツインながらも超高回転エンジンですので、回転域を高めなければ安定した走行は難しくできております。
もし、1299 Panigaleで近所のお買い物も含めて街乗り使用するのであれば気を使って乗る羽目になることは間違いないでしょう。
Case2. 遠出をしたい場合
高速道路や郊外のワインディングロードなど、信号がなく一定の速度で巡航が出来るようであれば苦になることは無いと思います。ですが、向いているわけではありません。
巡航速度も60km/hでやっと普通に走れるレベルですので、それ以下の巡航になると振動やエンストしかけそうなエンジンの動きにストレスを重ねることになります。
ですので、オール下道ツーリングなどでは確実に疲れます。やはり、遠出もお勧めできません。(笑)
Case3. スピードを求める場合
速さを求めるなら大正解のバイクです。
1299 Panigaleは205ps/11,000rpmに190.5kgの装備重量(ガソリンが入って走行できる状態)ですので、まず並大抵のバイク・クルマは追いつかない領域の加速性能を誇ります。
また、それらを最適に走れるための電子制御も備えているのでスピード勝負なら負けなしです。筑波サーキット TC2000のバックストレッチの立ち上がりから最終コーナー進入まででは、現行SSに負けることはほぼ無かったです。(筆者が走行していたクラスでは)
とにかく「速い」バイクが欲しいならお勧めです。
Case4. タンデム走行の場合
出来ると書いてありますが、甚だ疑問が残ります。(笑)
正直、出来る気がしません。人が座るように設計されているのか疑問が残るレベルです。
それでもタンデムしたんだ!というのであれば、人柱となっていただきレビューして貰いたいです。(笑)
それほどまでにタンデムはお勧めしません。
もし、タンデム走行ができるスポーツバイクを!ということであれば、2017年モデルで登場する新型のスーパースポーツSなどが良いと思います。
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