【総合評価】カワサキ Z1Bが現行バイクの原点!その魅力と特徴とは

私が乗っているZ1Bは知る人ぞ知るカワサキが作り出した名車中の名車で、今では絶版車と呼ばれ、市場では値段が高騰しているバイクです。

私がそのZ1Bに乗るようになったきっかけは、私の短大の先輩がスズキのハヤブサからZ1000MkⅡに乗り換えたのがきっかけでした。

その当時私はZZR1400に乗っていましたが、買い替えを考えていた時で、昔から憧れていたZシリーズを目前にし、思い切っての買い替えを決意しました。

そんな私が乗っているZ1Bについて私が憧れから実際に乗ってみての感想も踏まえて紹介したいと思います。

購入前の第一印象と実際に乗った後の感想

Z1 ツーリング

私は昔からZシリーズが大好きで、Z1000やZ1−R等のいわゆる角Zと言われるものやZ1、Z2等の丸Zと言われる物のバイクのフォルムが大好きでした。

そして何より現行車には無い渋い空冷エンジンならではの乾いた排気音も魅力の一つです。バイクを取り寄せて貰い現車確認した所、見た目や排気音は文句の付けようが無いパーフェクトな物でした。

購入してからの感想はと言いますと、とにかく重い、遅いでした。と言うのも前に乗っていたZZR1400と性能が違いすぎた為の感想になってしまったからです。

ですが、ツーリングに行って知らない人に話しかけられる確率が高くなったのはZ1のおかげでしょう。往年の名車な為、年配の方々の輝いた眼差しは優越感を味わえます。

先程重い、遅いと話しましたが、それは現行車と比べたからであり、バイク自体の性能は満足の行くものだと思います。

エンジンは900ccですので加速は車には負けません。ポジションも凄く楽なので長距離乗ってもそこまでストレスを感じる事もありません。

今から約40年も前のバイクですので、そこを考慮すれば大変満足出来るバイクだと私は思います。

車高や足付き

車高はそこまで高いイメージは無いのですが、タンク周りの幅があるため少し足付きが悪く感じられるかもしれません。

私は身長176cmですがブーツを履いてつま先からかかとまでベタ足で付けるくらいですが、170cm以下となるとつま先立ちになってしまうかもしれません。

ですが、この様ないわゆる旧車になりますと、シートの厚さを加工して薄めた「アンコ抜きシート」と言うのも市場に出回っているので、そのシートに替える事で多少足付きを改善する事も出来ます。

購入時の値段とそれに対する満足度

カワサキ Z1B

Z1Bは正直購入時の値段は高価でした。私は140万位で購入しましたが、市場では200万から300万という高価なものまであります。これは今の絶版車人気から来るものでしょう。

バイク自体も旧車ですのでボロボロの物から当時を再現したままで綺麗なもの、今風に足回りやキャブレターをカスタムした物により値段が左右されます。

私はバイクの価値観はオーナーが決める事だと思っていますので、安価でボロボロでも日々丁寧に磨いたりしていれば愛着もわきますし、高価でピカピカな物であればそれを一つのスタイルとして満足出来ると思います。

私は当たりが良く、ピカピカで安価な物に出会えたので大満足する事が出来ました。

維持のしやすさ、メンテのしやすさ

先程から何度も話している通り、Z1Bは旧車ですので、現行車に比べるとかなりメンテナンスが必要なバイクだと思います。

例をあげると、エンジン周りはたまに磨かないとどんどん腐食していきます。燃料コックはバイクから降りたらOFFにしないとカブってしまいます。

乗る前にはオイル漏れが無いか等、現行車以上に始業前点検を丁寧にしなくてはなりません。メンテナンスや維持は大変な所は多いですが、その分愛情が増す事は間違いありません。

取り回し

私の感じている限りだととても取り回しやすいバイクだと思います。ポジションが起きているせいか、カーブへの進入も恐怖心が少ない様に感じます。

ただ、ステップが純正ですと倒しすぎた場合に擦る傾向にあります。

ステップは擦っても負荷が逃げる様にできているので問題は無いのですが、走っていて擦るのは慣れるまで気持ち悪く感じていました。それが嫌な人はバックステップ等にカスタムする事をお勧めします。

心からおすすめできるバイクです!

カワサキ Z1B

最後になりますが、私はこの往年の名車であるZ1を皆さんにお勧めします。特に初心者ライダーの方には選んでほしい1台です。何故なら今現行で走っているバイクの原点だからです。

私はZZR1400からの乗り換えで物足りなさを感じたりもしましたが、後で考えると全てがZ1の改善等で出来た物なんだなと実感します。私の様にいきなり現行車もいいのですが、原点を乗りこなせての現行車なのでは無いかと私は思います。

値段的に中々手が出にくいバイクになってしまいましたが、興味を感じた方は是非1度バイク屋さんで跨いでみてください。

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