中古バイクの購入は難しい物です。新車と異なり、前のオーナーの乗り方によって状態がバラバラ。中にはパーツの入手が困難だったり、動くかどうかさえ怪しい物もあります。ここでは、GPX250R購入のポイントを紹介します。
・中古車の定義:
まず、「中古車(バイク)とは何か? 」と言うところから考えてみましょう。一般的に中古車とは、「誰かが所有していたバイク」を指します。極端な話、登録だけ済ませた一度も走っていないバイクも中古車の扱いになります。その場合は、通常「新古車」と呼び、中古車と区別されています。もちろん現代において、30年近く前に発売されたGPX250Rの新古車など期待するのは困難ですので、ある程度乗りこなされたバイクの中から選ぶことになります。
・中古車数:
約4年間に渡るロングセールスを続けていたGPX250Rですが、現在ではあまり市場に出回ることがなくなりました。同年代のホンダNSR250RやTZR250Rなどは、プレミアが付き、当時の新車価格を上回っているようですが、なにぶん「隠れたベストセラー」だけに、人気は低いようです。
近所の大手チェーン店に尋ねたところ、「2年くらい前に1台入荷があったのみ」だそうです。チェーン店内で探してもらったところ、2台がヒット。大手のネットオークションで検索しても、たった6台がヒット。やはり数は少ないようです。
・よいバイクの条件:
中古車において、「できるだけ新車に近い状態に保たれている」と言うことが、よいバイクバイクの条件です。外装を綺麗に整えると、「よいバイク」に見えがちですが、エンジンやキャブレター、フレームや足回りの状態など、トータルなバランスが取れていなければ、本来のポテンシャルを発揮できません。しかし素人がバイクの良し悪しを判断するのは、たいへん難しいことです。
・購入のポイント:
いくらバイクを眺めていても、その良し悪しの判断が付かない場合、最終的には「人柄」で選びます。
お客様の満足を第一にし、ライダーの評判も良い店なら、ボロボロで仕入れたGPX250Rだって、きちんと整備されているはず。ネットオークションにおいても、出品者の対応や評価が良ければ、よい買い物になるでしょう。
逆に「すぐ売れてしまう」「相場より安い」「他にも買いたいと言っている人がいる」など、契約を急ぐような店や出品者は信用できません。絶対に買わないで下さい。
よく「中古車は壊れやすい」と言われますが、私は、その言葉に甘んじて整備を怠った業者に問題があると思っています。GPX250Rを買ったころはまだ初心者だったので、ショップの言いなりにお金を払いましたが、その後で、フレームの歪みや冷却系の故障が発生する問題のあるバイクを掴まされていたことが分かりました。
「よい中古バイクとの出会いは、よい人との出会いから」
ぜひ、満足のいく一台を見つけてください。
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