【ユーザーインプレ】FZS1000の乗り味や乗り心地のリアルな感想

この記事では僕が過去に所有した「ヤマハ FZS1000」の乗り心地や乗り味についてインプレしていきます。

このバイクの脚回りは前後共にフルアジャスタブルで、フロント5段、リア11段のプリロード調整と、フロント17段、リア20段の伸側、フロント21段、リア12段の圧側と、それぞれダンピング調整が出来ます。僕が入手したFZS1000は1万km程度の中古車だったので、一度デフォルト状態に戻してみてから調整をしてみました。

僕は身長176cm、体重58kgと身長の割に軽めなので海外仕様のデフォルト状態では全体的に硬めな印象でした。色々と走り回りながらセッティングをいじってみていたのですが、ある時強めのブレーキでリアが浮いてしまい怖い思いをしたことから、素直に雑誌に出ていたというセッティングを試してみたところこれがバッチリはまり、最終的には標準体重よりも軽いということで雑誌のセッティングからそれぞれ1〜2段戻しで落ち着きました。

そのセッティングでは街乗り、軽いワインディング、高速道路と色々走り回りましたが、オールマイティーに安心出来、乗り心地も良く疲れないという満点状態でした。余談ですが、後日ショックが抜けてしまい脚周りのオーバーホールをお願いしたショップでは、セッティングを褒められたというおまけ付です。

・街乗りでの乗り心地

街乗りではその大き目で重心高目な車体から取り回し自体は若干気を遣う面もありますが、動き出してしまえばよく動く脚のおかげで多少の荒れた路面なら気にすることなく走れます。

・遠出したい場合の乗り心地

遠出する場合においても、足回りのセッティングさえ決まっていれば市街地から郊外まで、幅広いスピードレンジに対応出来ます。気が付くとスピードが出過ぎているという事の方がよっぽど気になります。

高速道路においても同じで、まずは制限速度程度で走っていると退屈になってしまいそうな自分との戦いに勝つ必要がありますw 恐らくですが、スピードメーターに280km/hまで刻んであるのは伊達じゃないんだと思います。僕は左半分しか使ったことがないですけれどw

・タンデムしたい人におすすめかどうか

このバイクでのタンデム経験は一度しかありませんが、タンデムシートは割と座面も広くタップリとしており、乗り心地は悪くないようです。大型なグリップも、慣れるとそこそこ握りやすいようで、タンデマーからの苦情は特にありませんでした。面倒だったので脚回りについては変更しませんでしたが、一人の時と比べて特に問題なく走れました。

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